CompTIA Japn
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ここでは、CompTIA認定資格のコンセプトにご賛同され、IT技術者の人材育成において利用をされている企業・学校機関・団体等をご紹介致します。
image 第7回 KDDI株式会社 image
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第7回目である今回は、KDDI株式会社様を御紹介致します。
「CompTIA Boot Camp」の1回目でも御紹介させて頂きましたが、IT業界の将来のビジョンはユビキタス社会です。今回は、KDDI様から将来のビジョンを見据えた事業と教育についてお話を伺っております。取材に御協力頂きましたソリューション国内営業本部 営業推進部 教育研修グループの、若森 重徳 様と高田 真広 様にこの場をお借りして御礼申し上げます。
−貴社の事業動向ついて教えて下さい。
私たちは、今後ユビキタス・ネットワーク社会が到来すると考えています。通信は「人と人」をつなぐだけではなく「人とモノ」「モノとモノ」を、いつでも、どこでも、様々な情報を、やりとりする役割を果たすようになります。そのような社会では多様な通信サービスの融合が必要ですが、KDDIは、固定通信、移動体通信、インターネットなど、あらゆる通信サービスを総合的にご提供できますので、「ユビキタス・ソリューション・カンパニー」として貢献できると思っています。
 私たちは、KDDIの中でも法人のお客様をご担当させていただいている営業部隊です。お客様に対して様々なサービスのご提案をしていますが、その中でも移動体通信と情報処理技術を融合させたモバイル・ソリューション提案に積極的に取り組んでいます。例えば、auモバイルソリューションサービスとしてGPSマップというものがあります。これは、au端末が持つGPS機能を利用し、端末の位置情報を地図上で表示するサービスです。今までのようにGPS機器や通信端末などの重厚な設備を導入する事なく、au端末のみでサービスが実現できます。ローコストで導入できるため、宅配、集配サービス、配車管理、運行管理、ルートセールス、訪問販売、介護・医療サービス、保守メンテナンス、観光添乗サービスなど幅の広いビジネス分野での活用が始まっています。また、テレメタリング(遠隔監視用携帯機器)をお客様機器に組み入れた活用も増えてきています。自動販売機の在庫状況確認や無人駐車場での利用状況管理システムなどに利用されています。お客様のニーズに合わせたユビキタス・ソリューション・サービスを提案し、たくさんのお客様にご利用いただいております。
−貴社営業職で求められる能力はかなり広そうですが。
提案型営業において押さえるべき分野は多岐に渡ります。お客様を第一に考えることや、一般的な営業商談スキルが必要なことは言うまでもありませんが、技術面では携帯端末から始まり、サーバやルータなどのネットワークインフラ環境、それに無線やセキュリティ等、幅広い知識が求められます。そして何よりユビキタス社会の実現を将来的なビジョンと位置付け、前述の幅広い知識と合わせ、必要とされる人材育成の体系化を進めようとしています。特に、当社の基礎となるネットワーク業務に関する知識のレベルアップを図ることを第一と考え、この技術を営業としての持つべき基本的素養と位置付けました。
 これにより、お客様の要求内容を分析する力の底上げにつながり、高度な商談にもより早く適確に対応することができると考えています。「ツボを押さえた話」ができることは、信頼の向上にもつながります。
−具体的な教育はどのように進められましたか?
最初は、私たち事務局が技術や商品の研修会を実施しました。その上で定期的な一斉スキルチェック(テスト)を実施し、内部的な認定制度を運用し始めました。すると、これが大いに盛り上がり、各地で自主勉強会や自己啓発が活発になってきました。今ではこのような自主的な取り組みの方が大変多くなっています。そのうち、腕におぼえのある者は社内認定だけでは物足りなくなりました。そこで、私たちのコア業務に最もフィット感のあるものとしてCompTIA Network+の取得を推奨しました。今回は最初の取り組みでしたので、私たちのスキルチェックで上位の成績を残した全国の営業から、希望者約200名を対象に各拠点で2日間の研修会を実施しました。その結果、9割という高い合格率で多くの社員が取得できました。社内でも関心をよび、例えば、新入社員全員にトレーニングを実施することも検討されています。
左:若森様 右:高田様
このようなネットワーク業務・技術に関する実務能力を営業部隊共通の基盤とし、あとは各人が業務で求められるルータ、サーバ、Linux、そしてインターネットといった専門分野のトレーニングを形成していきます。Cisco等の資格やLinux+、Server+にも関心があります。
 人材育成は営業部隊強化の重要な柱として位置づけていますので、この点は今後も強化していきます。地味かもしれませんが、それがお客様にご満足いただく着実な道筋と思っています。
今後、当社営業の活躍を期待していてください。
−お忙しい中、ありがとうございました。
「実務能力の基盤」とは、“「場」を読めて、環境に必要な技術や知識を当てはめることのできる能力”とCompTIAは考えております。KDDI様は本業でいらっしゃるネットワーク技術の実務基盤を築き、その上に、時代や企業ニーズ、ビジネスに合った専門知識や商品能力を身に付けるピラミッド構造の人材育成を目指されています。スキルギャップが未だ問題ですが、このピラミッド構造はひとつの解消策として参考になるのでは、と考えております。