CompTIA Japn
image
image image
image
image
image
image
image
image
image
image
image
image
image image
image
image image
image
image image
image
image
image
image
image
image image
image image
このページは、CompTIA認定資格のコンセプトにご賛同され、IT人材育成において利用をされている企業・学校機関・団体等をご紹介致します。第8回目は、「人間」そのものの力を育成する考え、「wetware」を重視し、カリキュラムにパソコン組立、OSインストールなどの実習環境を揃えていらっしゃる、奈良産業大学様を御紹介致します。「CompTIA A+」の試験対策としてではなく、現在利用・活用されているクライアントのしくみや役割、またはメリット・デメリットを理解し、最適な環境を考えるため、A+のブループリント(出題範囲)が有効にカリキュラム構成に活用され、授業に導入している好例です。
CompTIA認定プログラムは、業務で求められる能力から発想することで、今現在利用・活用されている資源を生かし、様々な環境の中で、最適化や問題解決のために、いかに効率よく行動するか、業務環境の「場」を読んで、業務遂行しているかを問う役割を持っております。観点を変えますとCompTIA認定プログラムも「人間」そのものの力の育成であり、奈良産業大学様のもつ考えに合致したと言えます。
今回は、中尾泰士先生、向井厚志先生に、情報学部の考え及びそのカリキュラム概要について、御案内を頂いております。
快く取材に御協力頂きました点に、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
image 第8回 わたしたちが目指す情報学への新しいアプローチ
〜奈良産業大学情報学部の紹介〜
image
image image
−情報学部について
「情報」と聞いてすぐに思い浮かべることは何でしょうか?おそらく「コンピュータ」を思い浮かべる人が大半でしょう。しかし、コンピュータだけが「情報」でしょうか?そうではないはずです。コンピュータは「情報」の分野で重要な位置を占めていますが、実はもっと重要な要素があります。コンピュータを使う人間です。コンピュータは情報を処理する道具にしか過ぎず、本当に情報を処理しているのは、私たち「人間」です。
奈良産業大学情報学部は「人間主導の情報学」をテーマに2001年に開設された新しい学部です。これから、私たち情報学部がどのような所で、どのような教育が行われているか簡単に御紹介したいと思います。

−Wetware
コンピュータはハードウェアとソフトウェアで成り立つといわれてきました。しかし最近では、それらを操作する人間を Wetware(ウエットウェア)と呼んで、重要視するようになっています。
.例えば、セキュリティを保とうとして、立派なハードやソフトでシステムを守ったとしても、人間=Wetwareに対する攻撃を防ぐことはできません。セキュリティの「穴」の多くは、人間の知識不足、うっかりミス、心理的もろさ、倫理感の欠如などに原因があるのです。コンピュータシステムが社会のあらゆる面に行き渡るにつれて、それを扱う人間=Wetware の重要性はますます高まってきているといえるでしょう。
そこで私たち情報学部は、機器やソフトウェアによらない、人間そのものの力をつけることを目標にカリキュラムを整備しています。例えば、「情報と人間形成」「情報と倫理」という科目を全学生必修の科目として位置づけ、心理学や倫理学の専門教員が教育を行っています。また、必修の「英会話」をはじめとして、文章表現やプレゼンテーションなどのコミュニケーション能力を高める工夫をいたるところに行っています。このような基礎的能力の上に、コンピュータの知識や技術を習得することで、コンピュータ社会の貴重な戦力となりうる人材を教育しようとしているのです。

−実践を重視したカリキュラムと設備
.
左:Mac教室 右:Windows + Linux教室
まず、コンピュータの使い方について学ぶ教室は、教材提示システムが整った教室が使用されます。教員の画面を手近に見ながら学習することが出来るため、初心者でも確実にコンピュータが使えるようになります。この教室では、ワープロや表計算だけではなく、HTMLやさまざまなプログラミング言語、また、Linuxについても学習することが出来ます。
CGやデザインの現場では、Macが使われています。そのため私たちは、Macの教室を整備して、CGやマルチメディアの授業を行っています。MacやLinuxなどのWindows以外のマシンをさわる機会があることも私たち情報学部の大きな特長です。
その他にも、PC組立やOSインストール体験を行うOS演習室や、3DCGを作成する画像演習室、映像撮影や編集を行うスタジオなどを用意し、実践を通じて「情報学」を学習できるようにしています。
−情報学部の3分野
.わたしたち情報学部は大きく分けて、右の図のような3分野から成り立っています。
すなわち、コンピュータシステムを開発したり、既存のシステムを組み合わせて新しいシステムを作り出したりする「システム情報分野」、コンピュータなどを使って作品、コンテンツを創造する「マルチメディア情報分野」、コンピュータを道具として使いこなして、自然の法則や人間の情報処理について探求していく「自然・人間情報分野」の3分野です。これらの3分野は、それぞれが独立しているのではなく、お互いに結びつきあって教育が行われています。
●システム情報分野
システム情報分野は、コンピュータとネットワークを使って、いろいろなサービスを行うシステムについて考えていきます。コンピュータのハードウェアやネットワークのプロトコル、Windows、Mac、Linux やTRON などの OS、Webサーバーなどの各種サーバー、データベースなどのソフトウェアについて、実習を通じて知識や技術を習得するとともに、どのようなシステムが人間にとって使いやすいかなどの考察を行います。
【PC組立】
情報学部では、コンピュータを1台自分の手で組立てていく作業を通じて、コンピュータを構成しているパーツについて理解できるようにしています。マザーボード、CPU、ハードディスクドライブ、メモリなどハードウェアの実物をさわる経験をしておけば、ハードウェアについての講義を受けるとき、イメージを浮かべやすいはずです。 .
【ネットワーク】
いまや、ネットワークにつながっていないコンピュータは考えられません。情報学部では、様々な講義で、ネットワークの理論や仕組みについて学習するとともに、実際にネットワークを構築して、サーバーを立てるなどの実習を行っています。そして、紙の上の知識だけではなく、経験を通じての知識の定着を目指しています。ゼミによっては、将来のネットワークプロトコルであるIPv6について実験を行うゼミもあります。 .
●マルチメディア情報分野
マルチメディア分野の目標は、社会に通用するコンテンツ・クリエータになることです。感性と創造性を養うデッサンをはじめ、映像制作、グラフィック、文章表現といった様々なマルチメディア関連のゼミの中から、自分の進路を選ぶことができます。
●自然・人間情報分野
自然・人間情報分野は、文学、歴史、物理、生物などの一般教育科目を基礎として、関心のある自然現象や人間活動について深く探求していく分野です。地球環境や天体現象の調査・シミュレーション、人間科学についての思索、測定や製作など、様々なゼミが用意されています。
より詳細な学部案内については、下記URLで御案内しております。
奈良産業大学 情報学部
〒686-8503 奈良県生駒郡三郷町立野北 3-12-1
Tel:0745-73-7800
Fax:0745-72-0822
e-mail:info@io.nara-su.ac.jp
URL: http://www.io.nara-su.ac.jp/
有難うございました。
奈良産業大学様は、求める人材像を明確にし、また良質で、かつ効率的に輩出をするために、資格の役割や目的、ゴールを理解することから検討されて、CompTIA認定プログラムのブループリントの活用をされております。資格を「認知」で考えることなく、純粋に人材育成においての能力を検討し、CompTIA認定プログラムの役割を理解し、取り組まれているその姿に、当局は感銘を受けております。 当局は、すべての資格を難易度や認知という尺度では一切測ることは致しません。CompTIA認定プログラムがすべてとも思いません。資格それぞれには、ゴールも目的も役割も違います。それらを理解することで適切に人材育成において活用することが、現在問題となっているスキルギャップの解消につながります。 是非、今回の御案内を御参考に頂き、資格ありきではなく、求められる人材像を明確にし、また資格の求める役割や目的を理解することから御検討頂けるきっかけとなれば幸いに存じます。