|
CompTIAの調査によると、セキュリティ関連の技術、トレーニング、アセスメント、認定資格に対する予算は、技術予算全体の5分の1にあたることがわかった。
1070企業を対象に行われた調査では、平均して2006年度の技術予算のうち20％がセキュリティ関連の費用にあてられていたことがわかった。過去2年間の同じ内容の調査の割合は、2005年では15％、2004年度では12％であった。
参加企業はまた、今後12ヶ月におけるセキュリティ関連の全般に対する予算の増加を見込んでいる。調査参加者のほぼ半数が、セキュリティ関連の技術に対する予算増加を行う予定とし、3分の1がセキュリティトレーニングのための予算を増やすとしている。両者における増加率は、分野に関わらず平均して19〜23%であった。
この調査では、セキュリティに対する経費を1ドルとしたところ、
・ 技術製品の購入 ・・・ 42セント
・ セキュリティ関連の構築・設置等の導入 ・・・ 17セント
・ トレーニング・・・ 15セント
・ セキュリティ診断や脆弱性の検出といったセキュリティ・アセスメント ・・・・ 12セント
・ 認定資格取得 ・・・ 9セント
・ その他の項目 ・・・ 5セント
に分配されるとしている。
アンチウイルスソフトウェア、ファイアウォール、プロキシサーバーは、今後もセキュリティ対策において最重要技術であるとされ、ほぼすべての企業に活用されるであろう。過去2年間は、ファイアウォール、プロキシサーバー、侵入検地システム、物理的アクセス制御、多要素認証（MFA）などその他技術を含む、攻撃に対抗するセキュリティ対策技術の複数使用に顕著な急増が見られた。
この調査は、CompTIAがTNS (グローバルマーケットインサイト&インフォメーショングループ) に委託し、近年のITセキュリティプラクティスを特定し、異なる企業規模や部門からなる企業が直面しているセキュリティ課題を明らかにするため実施された。
|
