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企業データ

人材育成方針

能力向上を支援するご担当者の声


2005年度コンピュータシステム技術学校卒業生
  「CompTIA Core Skill Holder」を表彰

■ 企業データ

法人・団体名 日立電子サービス株式会社
従業員数 約4,500名
(2005年10月1日現在)
(3)年商
1,585億円
(2004年度実績)
主な事業構成
統合サポートサービス事業
・ ハードウェア/ソフトウェアの保守サービス事業
・ 運用サービス事業
・ コンストラクション事業
・ プラットフォームエンジニアリング事業
・ オープンプロダクトの調達・販売事業
・ eラーニング/研修サービス事業

企業理念及び企業ビジョン

・ 経営ビジョン:
「お客様の飛躍を支えるベスト・ソリューション・パートナーになる。」

推進部・課 教育統括本部 コンピュータシステム技術学校
部・課人員 約130名(2005年4月時点)
主な事業内容と売り上げ構成比
新入社員教育
(技術系教育)
60%
新入社員教育
(企業人教育)
40%
人材育成方針
・2005年度育成方針:
「基本動作とコア・スキルを身に付け『自律考動』を実践できる新人エンジニアを育成する」
・  *コア・スキル : ITスキルの普遍的基礎+ヒューマンスキルの基礎
 *自律考動 : 単に命令されて動くのではなく、考えて理解して動くことが求められる。(造語)
・ITスキル標準に対応したレベルの新入社員教育の実施:
   職種に応じ、カスタマサービス 及び ITスペシャリスト 、 セールスのレベル1−2を目指す。
外(顧客など)に対するminimum品質保証とは何か?
・お客様第一主義に基づいた、サービス員、営業員のコミュニケーション
・ISO9001取得企業としての高いサービス品質
・プライバシーマーク認証取得企業としてのお客様情報管理の徹底
・各種認定資格による個々の技術レベルの証明(社内認定資格 約250種類(CompTIAを含む))
・SLA(Service Level Agreement)をご契約のお客様に対して、契約内容に応じたレベルのサービスを保証
■ 人材育成方針
●When
いつ活用しているか
新人教育(4−7月)
●Who
どの職種の誰に活用しているか
CE、SE、技術サポートなどを担当する予定の新入社員
●Who2
どのような業務責任を持つ人が対象か、具体的に ex:顧客先の導入/メンテナンス
ユーザへの導入作業、メンテナンス、ユーザのサポートなど
●What
何(資格名)を活用しているか
CompTIA A+
●Why
何故活用しているか、ねらいは何か
ユーザの複雑なPC環境の中、PCの導入作業や障害時のハード/ソフトの切り分けから、障害回復のための一連の作業を高いレベルで実施できる。最近では受注条件になることもあり、資格そのものが会社としての技術レベルの証明にもなっている。

●When
いつ活用しているか
新人教育(4−7月)
●Who
どの職種の誰に活用しているか
CE、SE、技術サポートなどを担当する予定の新入社員
●Who2
どのような業務責任を持つ人が対象か、具体的に ex:顧客先の導入/メンテナンス
ユーザへの導入作業、メンテナンス、ユーザのサポートなど
●What
何(資格名)を活用しているか
CompTIA Network+
●Why
何故活用しているか、ねらいは何か
ユーザの複雑なネットワーク環境の中、障害時の切り分け、分析、回復などの一連の作業を高いレベルで実施できる。また、ネットワークの構築や運用後の分析・提案ができる。

●When
いつ活用しているか
社内インストラクタの認定(任命)
●Who
どの職種の誰に活用しているか
社内インストラクタ
●Who2
どのような業務責任を持つ人が対象か、具体的に ex:顧客先の導入/メンテナンス
教育に関するニーズの収集、設計、実施、評価、教材作成・利用などの一連の業務
●What
何(資格名)を活用しているか
CompTIA CTT+
●Why
何故活用しているか、ねらいは何か
社内のインストラクタのレベルを一般的な(外部の)基準で評価すると共に、インストラクタの育成や今後のスキルパスとして利用する。

●When
いつ活用しているか
新人教育(7月−12月)
●Who
どの職種の誰に活用しているか
CE、SE、技術サポートなどを担当する予定の新入社員
●Who2
どのような業務責任を持つ人が対象か、具体的に ex:顧客先の導入/メンテナンス
ユーザ環境をアセスメントして、評価を行い、ユーザに最適なセキュリティソリューションを提供するサービス、営業員
●What
何(資格名)を活用しているか
CompTIA Security+
●Why
何故活用しているか、ねらいは何か
セキュリティに関して、一般的に認知された用語を使用して、お客様と技術的な会話ができる。

能力向上を支援するご担当者の声
日立電子サービス株式会社
教育統括本部 教育企画部 第2グループ
部長代理 大佐古 裕二 様
CompTIA認定資格を取らせている対象はどのような方ですか?
CE、SE、技術サポートなどを担当する新入社員が対象です。対象は年によって変わりますが、最近は100人前後になります。
当社では、新入社員が入社後の4月〜7月までの3ヶ月間の間トレーニングを実施し、CompTIA A+とNetwork+の取得を目指します。CompTIA認定資格を実施し始めてから今年で3年目になります。以前は、国家資格をベースとし教育を行っていましたが、現場ですぐに使えるような実践的なスキルを身につけさせるようなトレーニングはないかと検討した際に、ベンダーに特化しない資格と当社の育成プログラムが合致していたため、CompTIA認定資格を導入しました。
また今年からは、Security+も導入する予定です。
Security+取得者の対象はA+やNetwork+と同じですか?
いえ、Security+は、A+とNetwork+を取得した一部の新人と既に現場に出ているセキュリティ関連業務に携わる技術者や営業職の人にも取得してもらう予定です。
昨今では、Securityの知識が必須となってきているので自分たちが扱っているセキュリティ関連の製品を理解するためには、専門用語や背景の技術であるとか世の中の流れを知っておく必要があります。これらの知識を習得する第一段階としては、Security+が最適と考えました。

新人技術者の方々の資格取得率はいかがでしょうか。
当社は教育に対して意欲的な新人が多いので、資格の取得率はとても高く、資格によっては8割近くの新人が取得します。元々IT系の勉強をしてきた新人の数は少なく、コンピュータシステム技術学校に入ってから様々な知識を身につける新人の方が多いようです。
コンピュータシステム技術学校としては、CompTIAを含む様々なトレーニングを積むことによって、「コンピュータ技術者のひよこ(昔は「卵」と言っていました)」くらいになってから、配属されるようにしています。

業務上ではCompTIA認定資格は役に立っていますか?
ユーザの環境を理解する、障害を切り分ける、これらの業務を行うためにCompTIA資格試験で問われるような、業務のベースとなる知識を身につけておく必要があると考えています。各業務についてから、コンピュータシステム技術学校の卒業生にはアンケートを取っていますが、大部分の人が「CompTIA認定資格は業務で役に立っている」と評価しています。
これらのアンケート結果は、国家試験のみを行っていた時にはなかった反応です。
また、所属先の上長に対してもアンケートを取っているのですが、CompTIA A+とNetwork+は業務を行う上では役に立っているという反応が返ってきています。

 

 


CompTIA A+で得た知識は、現在
役に立っていますか。(5段階評価)

CompTIA Network+で得た知識は、現在役に立っていますか。(5段階評価)
今後、御社に入社しCompTIA認定資格取得を目指す皆さんに一言お願いします。
CompTIAの資格は、他人からほめられるために取得するものでも、お客様からほめられるために取得するものでもなく、取得した本人が仕事に本当に役に立つと思ってもらえる資格だと思っています。取得した本人が一番良く、CompTIA認定資格のよさがわかると思いますし、業務で役に立ったと実感してもらえる資格ではないでしょうか。
ぜひ入社後、コンピュータシステム技術学校で一緒にトレーニングを積んで取得を目指してもらいたいと思います。


2005年度コンピュータシステム技術学校卒業生「CompTIA Core Skill Holder」を表彰
コンピュータシステム技術学校での新人教育の一環として、トレーニングを受講し、CompTIA A+ /Network+ / Security+ の3科目を取得した新人に「CompTIA Core Skill Holder」として表彰が行われました。
コンピュータシステム技術学校では、2005年の育成方針に「基本動作とコア・スキルを身に付け『自律考動』を実践できる新人エンジニアを育成する」を掲げITスキルの普遍的基礎スキルの取得を目指しトレーニングしてきました。今回、CompTIA認定資格の3科目を取得することにより、目指すITの普遍的な基礎スキルを習得できたことを証明するため「CompTIA Core Skill Holder」と名づけられました。それぞれの認定資格は、下記のようなねらいを持って活用されています。
CompTIA A+
ユーザの複雑なPC環境の中、PCの導入作業や障害時のハード/ソフトの切り分けから、障害回復のための一連の作業を高いレベルで実施できる。最近では受注条件になることもあり、資格そのものが会社としての技術レベルの証明にもなっている。
CompTIA Network+
ユーザの複雑なネットワーク環境の中、障害時の切り分け、分析、回復などの一連の作業を高いレベルで実施できる。また、ネットワークの構築や運用後の分析・提案ができる。
CompTIA Security+
セキュリティに関して、一般的に認知された用語を使用して、お客様と技術的な会話ができる。

表彰式には、CompTIA日本支局からも参加させていただきプレゼンターを務めさせていただきました。
また、表彰されたCompTIA Core Skill Holderのお二人からはコメントをいただきました。

これからもコンピュータシステム技術学校で得た知識を武器に、お二人の更なるご活躍をお祈りしております。

日立電子サービス株式会社 桜井 正広 氏(写真右)
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このたびは、表彰していただきありがとうございます。
CompTIAの試験は今年になって初めて受けたこともあり、最初の頃は学習が思うように進まずで苦労しました。ただ、試験勉強を続けていくうちに、基本的なITの知識が身についていくのを実感していけて楽しかったです。
特にSecurity+は興味のある分野で、以前から取得したい資格の一つでしたので、試験に合格したときは本当に嬉しかったです。今後もCompTIAの資格試験には挑戦していく予定なので、合格できるよう頑張りたいです。
お忙しい中、表彰に来ていただいたCompTIAの板見谷様、またご指導いただいたコ学インストラクタの皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
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関西日立電子サービス株式会社 中川 恭嘉 氏(写真左)
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A+,Network+,Security+のうちで、Security+の取得に最も苦労しました。合格点が高いため、セキュリティ用語を正確に理解し、苦手分野をなくしておく必要がありました。そのため、合格した際には大変嬉しく思いました。
今回の受賞に甘んじず、更なるステップアップのきっかけとして自分に必要な資格の取得に関して、努力し続けて行きたいと思います。
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