【CompTIA RESEARCH】ITスキルギャップが、企業にますます影響を与えている
社員が保有するスキルレベルおよび専門知識レベルに十分に満足している企業を探すのは容易ではありません。社員に求められるニーズに対して、今日の厳しい競争環境や、変化を続けるテクノロジーを効率よくサポートするための技術を比較し評価すると、残念ながらITスキルギャップは存在してしまうのです。
さらに、ITスキル不足により影響を受けている可能性のあるビジネス分野を、一つ以上あげている企業が80%と大半を占めていました。彼らがあげている分野の上位には、スタッフの生産性(41%)、顧客サービス/顧客エンゲージメント(32%)、セキュリティ(31%)があります。また、スキルギャップは特に、ITビジネスサービス市場への参入スピード(34%)にも影響を及ぼしていることがわかりました。
多くの組織において、戦略的優先事項は、ITスキルのニーズに一致しています。必要とされるスキルには、コアとなるIT優先事項や、振興分野における長期的な優先事項が反映されています。調査参加の回答者は、今日のデジタル経済で不可欠であるハードウェア、ソフトウェア、ITサポートなど、いわゆるITの基礎と呼ばれるスキルの重要性を多くあげています。
ITスキルの優先事項の上位(回答率70%以上)
・ネットワーク/インフラストラクチャ ・テレコムコミュニケーション
・サーバー/データセンターマネジメント ・ユニファイドコミュニケーション
・ストレージ/データバックアップ ・プリンター、コピー機、複合機
・サイバーセキュリティ ・データ分析/ビジネスインテリジェンス
・データベース/情報マネージメント ・ウェブデザインと開発
・ヘルプデスク/ITサポート ・顧客リレーションマネジメント
CompTIAのState of the IT Skills Gap調査は、米国のITビジネスマネージャ502名および、カナダ、日本、南アフリカ、イギリスのマネージャ500名以上に対して実施したアンケート結果をもとに開発されました。すべてのデータは2011年12月から2012年1月に集計されました。詳細な報告書は、CompTIAメンバーに公開しています。詳細は、[email protected] までご連絡ください。
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