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【CompTIA RESEARCH】クロステクノロジーの連携には、ユニファイドコミュニケーションの導入が必要

企業は、モビリティ、クラウド、ソーシャルツールの戦略を立てるなか、彼らのテクノロジー投資を効果的に結び付け、社員も共に働けるような共通のテーマを探しています。ユニファイドコミュニケーション(UC)は、このような問題に望ましい解決策といえるでしょう。IDCは、2012年ワールドワイドでみたUC市場は、27.3ビリオン(273億ドル)になると予測しています(機器、ソフトウェア、サービスが含まれる)。



CompTIAでは、2011年にUC分野に関する調査を発表しています。調査では、企業はUCの投資を見込んでいる一方(49%の企業が、UC投資は他のIT支出を上回ると回答)、包括的なコンセプトを定義づける必要があるとしています(80%のチャネルパートナーが、UCをさらに明確にすることで、販売やマーケティングプロセスを向上させると回答)。しかし、基本要素は明確のようで、今後2年間の顧客重視(customer focus)において予測できる変化に、「新しいテクノロジーへのシフト」「数あるコミュニケーション戦略における両立」が見受けられます。

総合的ソリューションを形づくるため多様のツールを使用する機会が存在すると同時に、そうしたソリューションを用いることでコラボレーションの向上にもつながります。調査では、
UCソリューションプロバイダーの59%が、「社員の生産性と効率性の向上」に対する顧客需要があると答え、市場の主な推進力として捉えています。それらの向上には、各ツールの利点を最大限に利用するだけではなく、特定のソリューションに特定のツールや機能を効果的に使うノウハウも必要となります。ソリューションプロバイダーは、そうした知識の共有および、それに続く実施の両方において精通している必要があります。 

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2012 UC調査では、ビデオ会議システムの推進力や、UC戦略とモビリティ、クラウド、ソーシャルツールの導入との相関関係などの分野における傾向を取り上げていく予定です。UCの実施面では、ソリューションにおける複雑性や、ROI算定が困難であることなど多くの課題が存在します。調査ではこうした課題に対する理解や、UCソリューションを扱う企業へのガイダンスを探求していきます。

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が実施した2011Unified Communication and Collaboration Market Trends(ユニファイドコミュニケーションと関連市場の動向)」調査は、米国にある600のエンドユーザー企業および300のチャネル企業へのアンケートをもとに開発されました。20113月の集計となります。詳細な報告書は、CompTIAメンバーに公開しています。詳細は、[email protected] までご連絡ください。

 

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