【CompTIA RESEARCH】マネージドサービスのトレンド
多くのITチャネル企業にとって、マネージドサービスは経常収益の大きな機会となりました。また、このビジネスモデルにより、顧客は設備投資としてのIT投資をより予測可能な運営費にシフトすることが可能となったのです。CompTIAの調査「Trends in Managed Services(マネージドサービスのトレンド)」では、ユーザー(導入)とチャネル企業(販売)の双方におけるマネージドサービスの成長率が今後2年間に急速に成長することがわかりました。
MSPにサービス依存するエンドユーザーにおいては、彼らがアウトソースするITサービスの年間コスト削減を達成しています。マネージドサービスのユーザー企業の46%が、「マネージドサービスへのシフトでIT支出を25%以上削減」13%の企業が「MSPにIT機能を移行したことで50%以上抑えることができた」と報告しています。
エンドユーザーがマネージドサービスを取り入れる半面、その利用者数は比較的低いことから、MSPにとってはさらなるサービスを提供する新しい機会が存在しています。言い換えると、一部分のIT機能をMSPにアウトソースするエンドユーザーは数多くいても、大部分のIT機能においては組織内で対応されていることを意味しています。
チャネルの視点からみると、MSP市場への参入機会はいまだ拡大しています。マネージドサービスを提供している企業10社のうち4社が、ハイブリットビジネスの運営をおこなっています。ハイブリットビジネスには、従来のIT製品とサービス提供をあわせた複数のマネージドサービス(通常全体の収益のうち半分以下を占めるもの)が含まれます。
CompTIAのTrends in Managed Servicesは、米国のエンドユーザー企業400と、IT企業364(チャネル)を対象にしたアンケートをもとに実施されました。詳細な報告書は、CompTIAメンバーに公開しています。詳細は、[email protected] までご連絡ください。
Copyright The Computing Technology Industry Association. All rights reserved.