ユーザーはプリント機能に関して非常に高い満足度を表していますが、明らかな改善の余地も存在しています。全体に、回答者の3分の2が、プリント&ドキュメントマネージメントデバイスのメンテナンス方法に改善を求める声があがっています。ユーザーは、信頼性の向上、総所有コスト（TCO）の低減、機能性の向上、メンテナンスの容易性を求めています。またこうしたニーズが、マネージドプリントサービス（MPS）のコンセプトとなる基盤を築きました。
 マネージドプリントサービスの導入は、企業の規模に相関しています。より規模の大きな企業は、小企業と比較して、MPSに強い興味を示していることから、より複雑で複合的なプリント機能に対する興味がうかがえます。マネージドプリントサービスを利用していないユーザー間では、35％が今後12ヶ月におけるMPSの導入を検討していることがわかりました。

CompTIAの調査では、タブレットのような新しい技術の積極的な導入が、ペーパーレスオフィスを後押しする要素であることがわかっていますが、ドキュメントマネージメントの正式なプロセス（ポリシー）の需要も存在します。調査では、50％をやや下回る割合の企業が、正式なドキュメントリテンション（文章保存）ポリシーがないことがわかっています。またこうした現状は中小規模の企業に多く見受けられます。

CompTIAの調査は、プリント&ドキュメントマネージメントに関わるITビジネスエグゼクティブ400名（エンドユーザー）と、現在マネージドプリントサービスに携わる企業および今後市場への参入を検討している企業400社にそれぞれ実施したオンラインアンケートをもとに作成されました。詳細な報告書は、CompTIAメンバーに公開しています。詳細は、[email protected] までご連絡ください。