2012年1月27日(金)にCompTIA日本支局主催による「CompTIA人材育成サミット2012」が開催されました。
今年の人材育成サミットでは、今後のITトレンドを踏まえ「今後の業務品質に必要となるスキル」に着目をしました。ITの急速な進化により、トレンドも刻一刻と変化していきます。時代の変化に対応できる人材を育成することが困難な時代であるかもしれません。
これらを踏まえ、今年の基調講演では「最新ITトレンドや、企業が直面する課題から探るこれから求められるIT人材像」と題し、インプレスビジネスメディア
取締役 田口 潤様にご講演をいただきました。
また、特別講演とし、今年のITキーワードの一つである「ストレージ」に関する講演として、「企業の情報化を支えるストレージの重要性」と題し、SNIA日本支部
副会長 菊地 宏臣様にご講演をいただきました。
また、毎年実施されている「CASP(CompTIA Authorised Service Provider)」の表彰、講演も実施いただき、CompTIA認定資格の導入効果等につき、詳細にご案内をいただきました。
今年は、CompTIA アジアパシフィックを代表してVice PresidentのDennis
Kwokが参加させていただき、皆様にご挨拶とワールドワイドでのCompTIAでの取り組みを改めてご案内いたしました。
当日、ご講演をいただきました皆様には、この場をお借りいたしまして改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
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セミナー内容やセミナー内でご紹介された内容につきまして、ご質問やより詳細な内容を御希望の場合は下記までご連絡をください。
CompTIA日本支局(担当:吉村) TEL:03-5226-5345/e-mail:[email protected] |
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タイムスケジュール(それぞれリンクのある項目をクリックすると詳細がご覧いただけます。) |
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【基調講演】
最新ITトレンドや、企業が直面する課題から探る これから求められるIT人材像
株式会社インプレスビジネスメディア 取締役 編集局 局長
IT Leaders編集部 編集長 田口 潤 様 |
今回のセミナーでは、今後どのような人材を育成していけばよいかという皆様の共通した問題点にお応えすべく、インプレスビジネスメディア
取締役 田口様にご講演をお願いいたしました。
ご講演では、「最新のITトレンド」「企業ITが直面する課題」を軸に、「IT人材の育成に関する共通課題」についてご講演をいただきました。
最新のITトレンドでは、クラウド、ビックデータ、ソーシャルメディア、モバイルコンピューティングなど、現在のITを活用していくためには欠かせないキーワードについて、どのようなトレンドが起きてるのか、今後の展望はどのようになっていくのかについてお話をいただきました。
また、組織体も従来とは異なり、様々な柔軟性や変革性をもった組織体が求められてきており、その中でどのように事業に貢献できる人材を育成していくかがキーとなります。
そして、IT人材の育成においては、新しいスキルを身につけるためにはやはり基礎がなっている人材でないと時間がかかってしまうため、より「基礎力」が必要となってくるであろうとお話をされていました。
そして、その基礎力をベースに「変化に合わせて、変化を先取りして自ら成長できる」人材が必要であるとお話をいただきました。
ツールや手法、そして育成をする中身が変わっても、まずは「基礎」を大切にするという従来の考え方は、重要であるというお話には、参加された方の多くの方が共感をされ、深くうなずいていらっしゃる方が多く見られました。
ご講演いただきました田口様、本当にありがとうございました。
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【特別講演】
企業の情報化を支えるストレージの重要性
ストレージネットワーキング・インダストリ・アソシエーション日本支部
副会長 マーケティング委員会委員長 菊地 宏臣 様 |
ITの構成要素として広く認知されてきたストレージが、企業が情報化を進め上で、ますます重要な位置を占めてきています。今後ますます重要でなるであろうストレージに着目し、今回のセミナーでは、SNIA日本支部(ストレージネットワーク・インダストリ・アソシエーション日本支部)
副会長 菊地 宏臣様よりご講演をいただきました。
SNIAは、本部が米国サンフランシスコにあるストレージ業界(ハードウェア&ソフトウェア)を代表する業界団体です。日本国内でも多くのストレージ関連の企業がSNIAの活動に参加しています。
企業にとっては年々保有するデータの量は増加をしていきます。しかし一方で、これらを運用するためには、省電力化などが求められてきています。これらの現状を踏まえ、ITデータセンターやクラウドインフラにおいては、どのようなことに配慮して、機材構成などを検討すべきかといった、技術的要素についてまでご案内をいただきました。
ご講演いただきました菊地様、本当にありがとうございました。
CompTIAとSNIAでは、2012年より、今後重要性をますストレージ人材の育成のため「CompTIA
Storage+ Powered by SNIA」という認定資格のご提供を開始しました。
CompTIA Storage+ Powered by SNIAの詳細については、こちらからご覧ください。
ニュースリリース「CompTIAとSNIAの提携によるCompTIA
Storage+ Powered by SNIA認定資格の提供を発表」については、こちらからご覧ください。
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【CompTIA
Authorized Service Provider(CASP)受賞講演】
<受賞組織> 株式会社マイクロメイツ クライアントサービス部 コールセンターグループ
株式会社マイクロメイツ 事業推進本部 クライアントサービス部
マネージャー 上原 宏明 様 / マネージャー 藤中 由美子 様 |
CompTIA
Authorized Service Provider (CASP) 2011は、株式会社マイクロメイツ クライアントサービス部 コールセンターグループ様が受賞されました。
同社では、お客様のIT利用環境を向上するため、トレーニング、ヘルプデスク、コールセンターなど様々なサービスを提供されています。その中でも、多くの実績を持つコールセンターサービスでは、センターの企画から構築、運用、トレーニングまでトータルソリューションをご提供されています。
コールセンターグループでは、2011年お客様対応に必要となる技術スキルの修得度を可視化するため、スキルマップを導入。このスキルマップの中で、必須スキルとしてCompTIA
A+を導入いただきました。
研修後の調査の結果、CompTIA A+の取得を目指しトレーニングを実施したスタッフは、どのような環境にも対応ができ、IT全体に対する理解が高まっていることがわかりました。一方で、トレーニングを実施していないスタッフは、業務内容に得手不得手が出てしまい、スキルにばらつきがあることが分かっています。
また、このトレーニングの実施により、お客様の障害対応時のヒアリング能力が向上され、お客様に対し、適切な対応をすることを可能とし、顧客満足度の向上に貢献しています。さらに、これらの障害をエスカレーションの際、具体的に状況を報告することができ、生産性も飛躍的に高くなっていることが効果として表れました。
授賞式では、 株式会社マイクロメイツ 事業推進本部 クライアントサービス部 マネージャー 上原 宏明様とマネージャー 藤中 由美子様にご講演をいただき、CompTIA
APAC VicePresidentのDennis Kwokより表彰状と盾の授与を実施させていただきました。
受賞内容の賞愛については、下記ニュースリリースをご覧ください。 2011年度CompTIA
Authorized Service Provider(CASP)受賞の発表〜業務能力の育成や業務規模の拡大などにCompTIA認定資格の活用で効果〜
必要とされるスキルをマップ化することや認定資格の導入により、必要とされるスキルのうちどこを強化することができたかを分析されている同社の取り組みは、参加されている皆様にとっても、認定資格の評価をどのように実施していくかといったことを検討いただく上でとても重要なポイントとなりました。
ご参加いただいた皆様にも、非常にご参考になったのではないかと思っております。
ご講演いただきました上原様、藤中様、また授賞式にご参加いただきましたマイクロメイツの皆様、本当にありがとうございました。 |
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CompTIA日本支局活動報告 |
本セミナーでのCompTIA日本支局からのご報告については、当日配布させていただいた資料を下記よりダウンロードしていただけるようにいたしました。ぜひご覧ください。
CompTIA日本支局活動報告(pdf版)
今年のご報告では、2012年にCompTIAより配信開始予定の新しいプログラムである2つを中心にご案内をいたしました。
一つ目が、特別講演でご案内をいただきましたSNIA様とのパートナーシップでご提供を開始する「CompTIA
Storage+ Powered by SNIA」です。
また、二つ目として、クラウド環境の進む中、クラウドへの理解を深めそのメリットを十分活かしていただけるような知識とスキルを身につけていただくための「CompTIA
Cloud Essentials」になります。
どちらの認定プログラムも既に出題範囲等につきましては公開をしておりますので、それぞれのWebサイトをご参照ください。 |
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