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Linux市場における雇用の拡大(CompTIA本部記事より)
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Linux市場での雇用が拡大傾向にあるようだ。オープンソースプロフェッショナルに様々な雇用機会をもたらしている。

Bernard Goldenによる最新のO’Reilly Redar報告書では、こうした市場に関していくつかの見解を述べている。彼の報告書「企業におけるオープンソース(Open Source in the Enterprise)」によると、オープンソース人材の雇用状況は、ここ10年間の前半5年間と比較するとかなりの上昇をみせているといい、過去3年間における全米大企業の雇用の約5%を占めることがわかった。Monster.comなどのオンライン求職掲示板でも、Linux経験を条件とする募集は数千と掲載されている。

HotLinuxJobsを運営するオープンソースリクルートディレクターBrent Marinaccio氏は、多くのLinux関連の求人がここ一年で大幅に増えているという。

「Linuxを取り入れる業界の多様化が、昨年あたりから進んでいます。」Marinaccio氏は言う。「以前のように業界が特定されることがなく、どの業界においてもオープンソースのイニシアティブが存在する、といったように変化しているのです。」

Marinaccio氏は、オープンソースプロフェッショナルの採用市場は広範囲に渡り、医療機関から小売業、一般的な業界にも拡大しているという。

こうした拡大は、増加するオープンソースの導入と関わりがあるのかもしれない。報告書では、オープンソースコードレポジトリサイトであるSourceForgeでの過去7年間の総ダウンロード数が、7000パーセント以上の増加だと報告されている。また、今年あるいは来年には年間のダウンロード数が10億に達する勢いだという。

報告書ではまた、企業IT部門の予算削減が影響し、市場におけるオープンソースが拡大されていると報告されている。IT経費を抑えようとするのであれば、オープンソースを使用することは、絶好の解決策といえるであろう。

「IT予算の削減が影響要因と考えています。」Marinaccio氏は言う。「しかしもう一方の要因には、ここ数年におけるLinuxの成熟があるのです。人々はオープンソースの利点やそのパフォーマンスに注目し始めていますし、実際、パフォーマンステストは非常に素晴らしい結果が出ています。」

HotLinuxJobs社は、Linuxプロフェッショナルを必要とするクライアントのために人材を紹介するリクルーティング会社である。Marinaccio氏は会社が設立された2000年より勤めているため、Linux市場の傾向を観察し続けて8年以上になる。彼は、その期間、Linux市場は上昇傾向にあったといい、近年では採用の多くも地理的な広がりをみせているという。

「初期の求人に関する問合せでは、今でも私たちビジネスの中心となっている地域、ベイエリアやボストン、シアトルといった技術中心の地域が多かったのですが、最近では小さな町の会社が連絡をしてくることがあります。Linuxがそうした地域に存在しなかったと言っているのではなく、今ではこういった企業の技術的環境に深く関わってきていることがいえるのです。」

HotLinuxJobsのパートナーに、ヨーロッパ全体にオフィスを置くLinux Lancers社があります。Marinaccio氏は、アメリカでのLinux使用が増加する一方で、ヨーロッパ市場の状況はさらに先を行くと言う。

Marinaccio氏は、多くの人がLinuxを採用することで、サポートに関する成熟度も上がるであろうと指摘する。彼は、かつて不足していたような企業レベルのサポートが今は必要とされているという。

認定資格は自身の知識を市場に証明する最適な方法といえる。Linux人気や採用が上昇するなか、CompTIA Linux+のような認定資格を履歴書に加えることは得策といえるであろう。

 


 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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