CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。
CompTIAが実施した調査によると、マネージドサービスにより技術ソリューションを提供する企業は、従来の製品やサポートセールスを重点とする企業と比較して、昨今の経済不況にうまく対処できていることがわかった。
昨今の経済不況の影響を受けている両社グループを過去数年にわたって比較したところ、マネージドサービスプロバイダーはより良いキャッシュフローで運用をできているだけではなく、四半期毎の収益における大幅な変動を回避できていること、全般に従来のITリセラーより業績がよいことがわかった。なかでも、上位に位置するマネージドサービスプロバイダーは、経済が悪化したにもかかわらず、利益をより長く保持し、より早く回復している傾向があることがわかった。
「マネージドサービスは、技術ソリューションプロバイダーが企業価値を高めるための最善の機会をここ数年間で示しています。」CompTIA
CEO Todd Thibodeauxはこう述べている。
CompTIA MSP(Managed IT Services Provider)「Best in
Class」ベンチマークレポートの結果は、CompTIAマネージドITサービスエグゼクティブフォーラムのミーティングで発表された。50以上のメンバーから成るグループは、今年初めに結成され、企業間の連携機会や教育、認定資格を通して、マネージドITサービス市場の発展を促すことを目的としている。
北米にある158の技術プロバイダーを対象としたベンチマーク調査は、2009年の2月〜3月に実施され、2008年第1四半期〜2009年第1四半期の15ヶ月間の財務実績が分析された。
調査で分析された一つの要素が、EBITDAであり、キャッシュフローをうむ企業能力を評価する合理的な指数である純利益である。調査では、4四半期に渡る経済的圧力にもかかわらず、2009年第1四半期におけるマネージドサービス企業のEBITDAの平均は5.3%と、2008年の第1四半期時における技術ソリューションプロバイダーの平均EBITDA
5.1%を上回った。
CompTIA MSP「Best in Class」ベンチマークレポートはCompTIAメンバーに利用が可能となっている。
CompTIAマネージドITサービスエグゼクティブフォーラムは、現在3つの取り組みを実施している。
・ マネージドサービスプロバイダーの差別化につながる(認定資格の可能性も含むj)鍵となる教育ニーズについて
・ マネージドプリンティングサービスの分野に特化したビジネス問題、教育およびベストプラクティスについて
・ マネージドITサービスに関する業界ベストプラクティスを実施する、ソリューションプロバイダーを特定するための、ベンダーニュートラルかつビジネスレベルの認定プロセスの作成
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CompTIA 日本支局
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