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クラウドコンピューティング:ビジネスチャンスと課題(Opportunities and Challenges)
(CompTIA本部調査)

参照元 (CompTIA本部サイト:英文)

http://www.comptia.org/Libraries/Members_Research/Research_Brief_-_CompTIA_Cloud_Computing_Study.sflb.ashx

 

クラウドコンピューティングとその多種多様なサービス配信モデル−SaaS (Software as a Service)、PaaS (Platform as a Service)、IaaS (Infrastructure as a Service) は、コンピューティング社会の革命そのものといえる。しかしCompTIA実施の調査「クラウドコンピューティング:ビジネスチャンスと課題(Opportunities and Challenges)」によるとまだ進行過程にあるテクノロジーであり、ITチャネルとエンドユーザー企業どちらにおいても、クラウドコンピューティングがどのように彼らのビジネスに関わってくるのか、継続した観察を行うとしていることがわかった。

一つだけ明確なのは、チャネルやエンドユーザー企業のどちらも、信頼性のある一貫したクラウドコンピューティング定義を必要としていることである。調査に参加したITチャネル(63%)と、エンドユーザー企業(60%)が、クラウドコンピューティングの明確な定義が必要であると回答している。。あるチャネルは、明確な定義を持つことで、より納得感があり、付加価値の高い提案を顧客に提供することが可能となると回答している。エンドユーザー企業は、市場を明確にする上でこのような定義が必要としている。

クラウドコンピューティングの定義に関する課題があるにせよ、大きな市場機会が存在することが明らかである。IDCは、クラウド市場においてSaaSだけ見ても、2009年にはワールドワイドで13.1ミリオンドル(約10億円)市場であったと発表。2014年には40.5ミリオンドル(約32億円)市場になることが見込まれるとの見解を示している。。チャネルにとっては、より早い導入が好ましいといえるであろう。CompTIAの調査では、チャネル企業10社のうち4社(42%)が、クラウドコンピューティングに関連した取り組みをしていないと回答している。

同様に、エンドユーザー企業4社のうち1社は、クラウドコンピューティングサービスを利用していないことがわかった。クラウドの市場には、まだたくさんのビジネスチャンスがあると考えてよいであろう。

また、2011年を見ると、二つのクラウドソリューションが注目されている。ソリューションプロバイダーの39%が、クラウドインテグレーションサービスの提供を予定している。この数字は、「すでに提供をしている」と答えた29%からの上昇となった。一方、39%が、クラウドベースのビジネスインテリジェンス分析サービスの提供を予定していると回答している。この数字は、25%からの上昇である。

クラウドコンピューティングには、課題が無数に存在するものの、チャネルおよびその顧客は無視することのできないとなるであろう。

CompTIAの「クラウドコンピューティング:ビジネス機会と課題(Opportunities and Challenges)」調査は、600以上のIT企業とエンドユーザー企業を対象に行ったオンラインアンケートを基に作成が行われた。

 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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