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自信の格差を乗り越える:
CompTIA CEOの基調講演は、多様性を強調
(CompTIA ChannelConより)

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<CompTIA本部の記事はこちらから>
Bridge the Confidence Gap: CompTIA CEO’s ChannelCon Keynote Emphasizes Diversity

 

CompTIA CEO Todd Thibodeauxは、今月米国オースティンで開催された業界イベントCompTIA ChannelConのキックオフにあたり、IT業界にあるスキルギャップに取り組むためにも多様性(ダイバーシティ)を確保し、可能な限り広い人材プールから発想されるイノベーションを生かさなければならないことを強調した。

Thibodeauxは、驚くべき統計を示した。一般人口統計と比較した際、IT業界では100万人の女性が欠けているという。「これは、テクノロジー要員の20%に相当する数字です。」

では、何が問題なのだろうか。Thibodeauxはまず「可視性の問題」について言及した。いかなる分野であっても、自身が働く環境ではどんなことができ、また、成功するには何をすればよいのか、といった情報が得られるべきである。ITでは、そうした可視性が確保できていないと指摘。また、シリコンバレーのIT企業におけるワークフォース(人員)と一般人口の構成(多様性)を比較した際に見られるズレを示す数字を指摘。しかし、シリコンバレーを問題とした過度な協調があると反論した。それより大きな問題は、テクノロジーの仕事が、都市部に集中することで生まれている格差であると言及。「農村地域が後退することで、その地域にいる若者のITの見え方に影響が及ぼすであろうことをとても懸念しています。」

Thibodeauxは、ITでは男性や女性の人種の違いが十分に活用されていないと主張した。彼は、コンピュータサイエンスの学位を保持し、なおかつテクノロジー職に就いているアフリカ系アメリカ人およびヒスパニック系は、ほんの数パーセントであることを指摘した。また、彼らはテクノロジー業界に足を踏み入れても、離れてしまう傾向があり、その統計は、白人男性と比較すると3.5倍にもなることがわかっている。Thibodeauxは、これはマイノリティ人口のITに対する「自信の格差」の表れかもしれないと言及している。「この自信の格差を狭めることができれば、より多くの人々をスキルパイプラインに取り込むことができるでしょう。」

この自信の格差はどこから来るのだろうか。Thibodeauxは、同化に関する問題があるかもしれないと示唆した。それゆえ、彼らは、IT企業の文化は柔軟性に欠け、歓迎されないものとして捉えている可能性があるという。それにもかかわらず、企業の約94%が自社の多様性について合格点をあげていることを言及した。

Thibodeauxは、多様性や受け入れを優先するため、無意識の偏見の排除、多様性ある雇用による人材強化、メンターの実施や(企業や周りとの)連携といった取り組みを提案した。   

CompTIAは、取り組みの一環として、多様性を認識したアワードの創設や、関連するリソースのライブラリの集約といった、ワークフォースのシンクタンクを検討している。Thibodeauxは、イベント参加者全員に対し、民族的背景の異なる異性を3人LinkedInに追加するといった課題を提示して、自身の講演を終えた。

 


 
 
 
 
 
 
 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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