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米国経済に対する不安がIT業界の企業信頼感指数に大きな影響を与える
(CompTIA本部調査)

参照元 (CompTIA本部サイト:英文)

http://www.comptia.org/news/pressreleases/11-07-18/Unease_Over_U_S_Economy_Impacts_Latest_CompTIA_IT_Industry_Business_Confidence_Index.aspx

 
CompTIAのIT業界の企業信頼感指数(Business Confidence Index)調査によると、IT業界における現在および将来の見通しを表す信頼感指数は、米国経済への不安が反映された形となった。
企業信頼感指数は、100ポイントのスケールで、2011年第3四半期においては2.0ポイント下落し52.9となった。多少の肯定的な意見があるものの、この数字は2010年の第3・第4四半期と同じ評価で、経済の落ち込みから抜け出せていないことがうかがえる。

「IT業界は、ITハードウェア、ソフトウェア、サービスに対して引き続き強い需要があることから、全体的に安定しているといえるでしょう。」CompTIA米国本部リサーチ部門のVice President Tim Herbertは述べている。

しかしIT業界と米国経済それぞれに対する信頼感指数レベルのギャップは、第3四半期では18パーセントに拡大し、この開きは前四半期に比べ5ポイントも高く、年間を通して一番大きな開きとなった。

IT企業の経営層は、今後、このような下落傾向も回復に向かうであろうと見通しを立てている。CompTIAが実施した調査では、企業信頼感指数は今年の第4四半期から2012年の第1四半期において3.1パーセントの上昇すると予測されている。2012年第2四半期では、5.2パーセントも上昇するであろうと、明るい見通しが予測されている。
「現状の数字からは人々の将来に対する不安がうかがえます。楽観的でありたいと思いながらも、経済が伴わないため、前向きな予想に影響を与えてしまうのです。」Herbertは述べている。

実際、昨年のCompTIA調査では、経済回復に対する懸念は顕著に高いものだった。こうした経済の行き詰まりが今後6ヵ月間におけるビジネスに影響を与えるであろうと回答した割合は、第2四半期の時点で49%であったのに対し、第3四半期では58%と悪化した。

経営層は、ビジネス需要に間接的な影響を与える消費者需要の落ち込みについても同様に懸念している。

最新の指数には肯定的予測も見えてきている。例えば、IT企業の87パーセントが、新しい製品やビジネスへの支出を、88パーセントが技術への支出を「増やす」または「維持する」と回答している。
「IT企業は、顧客のニーズに見合うようクラウドコンピューティング、モバイル技術、仕事効率化アプリケーションといった新しいソリューションに投資するべきです。」Herbertは述べている

雇用面では、34パーセントのIT企業が今後6ヶ月における雇用の増加を予定している一方、38パーセントが現状のままと回答している。中堅IT企業は、雇用の促進を検討していることが分かった。
CompTIA米国本部の調査でのIT業界の企業信頼感指数は、2011年6月〜7月に実施され、約450社のIT企業におけるIT業界経営層やプロフェッショナルにご協力をいただいた。

 
 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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