CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。

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ここでは、ソリューション別、階層別にCompTIA認定資格の活用事例についてご紹介しています。
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■ 内部統制とCompTIA認定資格
■ 事業継続とCompTIA認定資格
■ ITサービスマネジメント(ITILとCompTIA認定資格)

内部統制とCompTIA認定資格

<概要>
日本版SOX法 財務報告に関する「内部統制」の有効性評価を保証する報告書が義務付けられ、内部統制を確実に実践するために、業務プロセスの可視化、証憑類を始めとする各種ドキュメントの有効管理が必要になります。
CompTIA認定資格  CDIA+
(Certified Document Imaging Architech+)
文書画像管理ソリューションの提案から運用、プロジェクトマネジメント能力を保持するドキュメントソリューションプロフェッショナルのための資格

◆内部統制の導入で必要な人材とCompTIA認定資格の役割
内部統制に関する専門的な知識を有する人材 企業ガバナンス、内部監査、コンプライアンス、リスクマネジメント(※)など
コンサルタントとして外部から参加するパートナー、もしくは内部統制を構築する社内の情報システム責任者及び担当などITによるコントロールを実践する人材  システムソリューションの提案、プロジェクトマネジメント、システム実装・運用
→CompTIA認定資格「CDIA+」の活用で育成・評価
現場レベルの社員 内部統制のコンセプトやプロセスの取り扱いの理解

(※)リスク分析、リスクコントロールに関わる人材に対し、「CompTIA Security+」はインフラ、コミュニケーションから業務・組織面までのセキュリティに関する知識、スキルを評価するものとして有効です。
 
◆内部統制で先ず考えるべきこと(=業務プロセスやワークフローの可視化(ドキュメント化))と「CompTIA CDIA+」
CompTIA CDIA+は、ドキュメントソリューションシステムなどの導入プロジェクトで必須となるビジネス分析の方法論や具体的な提案、導入、実行におけるスキルを評価します。同時に内部統制における業務プロセスやワークフローの可視化においても、十分効力を発揮しえるものです。
また内部統制においては、証憑類をはじめとする各種ドキュメントを有効に管理利用して行うことが必要です。CompTIA CDIA+で問われます上記方法論やスキルは、まさにこの要求を満たしており、内部統制導入に際して、持つべき能力と言えます。
業務プロセスやワークフローの
ドキュメント化で求められる能力
CompTIA CDIA+の関連スキル定義抜粋
※下記「1.1」等の数値は、出題範囲番号
■プロジェクト管理の手法を活用できる
1.1 問題を定義し、ソリューションの目標を定義する
1.7 プロジェクトのタイムライン、スケジュールを決定する
3.2 提案されたソリューションによって影響を受けるすべての関係者(例、エンドユーザー、IT 、CIO、管理者、ヘルプデスク、サポート担当者)と、要件を精査し、正当性を確認する。
3.6 プロジェクトに関連した前提、リスク、問題点を特定、確認、及び文書化する 等
【関連出題例】
ある企業のドキュメントイメージング要件を分析していたカウンセラーは、新しいシステムへの変更に関してユーザが多くの懸念を持っていることに気付きました。このような懸念に取り組むうえで、ベストと思われる方法は次のうちどれですか?

A. この問題に対応するよう、プロジェクトリーダーまたは企業の経営管理者に依頼する
B. 新しいシステムに変更するのは、経営管理者の決定であることを強調する
C. エンドユーザーの懸念を考慮し、それが教育やソリューションの変更により満たされるかどうか判断する
D. 経営管理者/プロジェクトリーダーから、新しいシステムへの提案の同意が得られるのであれば変更を実施する
■組織の目的に適合したソリューションの提案ができる
1.4 ユーザがシステムにアクセスする場所(ロケーション)、接続形態を決定する
1.20 会社のビジョンやミッション、目標、ビジネスの特徴(例:ビジネスビジョン、現在と今後のビジネスの課題、規格、ITインフラ)を特定する
2.2 現在のビジネスプロセスのさまざまな側面から検証する(例:個々の業務、プロセス、プロセスオーナー、人及プロセスとの相互関係、外部からの影響) 等
【関連出題例】
ある都市では、市議会の議事録と次回の議題項目を閲覧できるようにすることに決めました。できるだけ多くの人が閲覧できるようにするベストソリューションはどれですか?

A. FTPサイトの使用
B. ウェブベースのインターネットアクセス
C. 分配用CD-ROMの発行
D. 図書館を含むあらゆる場所で利用が可能な、公共のニューススタンド

■現行のワークフローやドキュメントプロセスを分析できる
1.24 ワークフロールールを確定する
2.7 現在のドキュメントプロセスを分析し、ドキュメントの特性を確定する(例:ドキュメント形式、現在のドキュメント管理、ボリューム、ソースデータ、場所、ドキュメントの物理的な特徴) 等
■コスト分析やリスクマネジメントができる
2.5 現在のプロセスのシミュレーションを行い、ベースラインを決定する
2.6 コスト体系と予算を特定する(例、プロジェクトや会社として)
3.5 提案ソリューションがエンドユーザーに与える影響を特定する(例、仕事や役割の見直し、組織編成、トレーニング、物理的なドキュメントセキュリティ) 等
■ソリューションに適合したシステムの概念設計ができる 第1章「ビジネス要件の収集」全般
第4章「ソリューション設計」全般
■データベース技術によりドキュメントの有効活用ができる 第1章「ビジネス要件の収集」全般
第4章「ソリューション設計」全般
■ストレージ技術やネットワーク技術を利用してシステム統合ができる
1.8 統合要件を特定する(レガシーシステムとの統合)
1.23 現有レコードのストレージ管理要件、およびこれらの要件に関する新しいソリューションの対処方法を文書化する
4.9 統合に関する方針(方向性)を明確にする(例:レガシーシステム、デスクトップアプリケーション、CRM/ERP/B2B/B2C/B2All) 等
■ドキュメントデータを保存するために最適なメディアを選択できる
4.3 ドキュメントライフサイクルと記録保持に関するガイドラインに基づいて、適切なストレージ(例:RAID、WORM、microform、SAN)を決定する 等
■プロトタイプ、パイロット、シミュレーション手法を活用できる
2.5 現在のプロセスのシミュレーションを行い、ベースラインを決定する
3.8 顧客に提案ソリューションの設計(例:要件プロセスを示したプロトタイプや模擬画面、または要求プロセスのフローダイアグラム)を提示して検討してもらう 等
■システム導入の計画策定や実行ができる
1.22 要求仕様書を作成する
2.11 戦略計画レベル及び業務計画レベルにおいて、プロジェクトの目標と利益を周知させるため、コミュニケーション計画(例:種類、内容、メディア)を作成する
5.1 導入計画(例:タイムライン(工程)、目標、品質保証)を開発する
5.5 エントリーレベルのスキルを評価し、選択されたグループや個人の為のトレーニング計画を開発する 等
※CompTIA CDIA+の出題範囲詳細については、こちらからご覧ください。
 
《参考》社団法人日本画像情報マネジメント協会認定「上級文書情報管理士」
IT関連を含む高度な文書情報管理の知識習得と人材の育成をねらいとする。

資格条件:以下の2つの検定試験合格
   1. 「CDIA+(ITドキュメントマネジメント)」検定試験
   2. 「上級(国内に特有の法規制、規格等に関する知識)」検定試験

※「上級文書情報管理士」の詳細については、こちらからご覧ください。
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