CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。


CompTIA Colum (Vol.1)
IT業界の「資格」は何故多い?

「資格」は、日本に数え切れないほどの数が存在し、色々な業種で存在します。その中でもIT業界は、特に目立って多いと思いませんか。また、小学校の先生になる場合は小学校教員免許、というように、持っていないと職に就けないことが他業界にはありますが、「この資格がないと職に就けません」とIT業界全体で言える資格は・・・、「ない」と思いませんか。

これは何故なのでしょうか?

理由は大きく2つあります。一つは、IT業界は技術革新が早い業界であるため。IT業界では、様々なベンダーといわれる企業が、次々と新しい技術や製品を世界に向けて送り出します。そのため、全世界または日本だけでもいいですが、未来永劫必要とされる共通の職務能力をなかなか決められないことが挙げられます。もう一つは、IT業界には様々な職種があるため。セールス、システムエンジニア、カスタマエンジニア、インストラクタ、テクニカルコールセンター・・・。システムエンジニアにもまた色々ありまして・・と、一つの資格では評価できない事情があります。
そのためIT業界の「資格」は、色々な種類に別れ、また目的や役割も様々なものがあります。そして、IT業界全体というよりは、それぞれの企業が、社員に求める能力を評価できる資格を探して、人材力の向上に努めています。 


では、皆さんは、IT資格をどのようにして選んでいますか?
上記の通り、IT資格は多種多様に分かれています。例えば、「パソコンの資格」と括った場合でも、日本にはかなりの資格数があります。ここで誤ってはいけないのは、知名度や難易度だけでの絞り込みです。そもそもパソコンのどのような資格を取得したいのでしょうか。パソコンの“基本的”な操作方法を身につけたいのですか、高度なプログラミング能力を身につけたいのですか、表計算などのソフトの活用能力を身につけたいのですか、それともパソコンの構築や運用の業務能力を身につけたいのですか。この点をはっきりさせなければ、求めている能力と取得した資格とのミスマッチが起こり、せっかくの能力も役立てることができません。

そのためにも、皆さんには

=各資格の「目的」や「役割」は何か、誰が「開発」しているか=

調べることをオススメします。認定を行う各社、各団体のホームページをご覧になるだけでも構いません。きっと、望んでいる有益なIT資格に出会えると思います。

次回は、「IT資格それぞれの目的・役割」をテーマにいたします。

 

 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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