CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。


CompTIA Colum (Vol.3)
CompTIA認定資格の目的・役割

数多くあるIT資格は、その目的、役割のもとで「Only One」です。では、CompTIA認定資格は、どのような目的、役割を持っているのでしょうか。

そもそもCompTIAという団体は、業界内の様々な“ものさし”づくりをお手伝いすることが活動の柱です。バーコードなどの、技術の“ものさし”づくりのお手伝いや、人材育成での“ものさし”づくりのお手伝いなど。この人材育成での“ものさし”づくりのお手伝いをしてできたのが、CompTIA認定資格です。
CompTIA認定資格は、「業務」のスタンダードとなる “ものさし”として役割を果たす資格 で、良質な人材を効率的に輩出する目的があります。現在11の「業務」に関するスタンダードとなる“ものさし”をご提供しています。
ここでの、スタンダードとなる“ものさし” とは、特定の企業ではなく、日本だけでもなく、全世界で同じ業務に就く皆様で求められる、業務に共通して必要な能力を評価することを指します。内容的には、その業務において、どのお客様に対しても一定の満足度を提供できる、共通して必要な知識、スキルと行動であり、業務の「基盤」となる知識、スキルと行動を問います。
スペシャリストとしての高い能力ではなく、人で例えると「背骨」となる部分を評価するもの、それが「CompTIA認定資格」です。

先ほど、CompTIAは“ものさし”づくりのお手伝いをする、と申しました。CompTIA認定資格は、CompTIAの局員が勝手に開発するものではなく、あくまで開発のマネジメントに徹します。
その開発プロセスですが、ある「業務」のスタンダードとなる“ものさし”を作ることによって、良質な人材を多く輩出したい企業が「発起人」となり、開発の後ろ盾を作ることからスタートします。その後、ある「業務」に精通する世界各国の現場の第一線の皆様が集まり、どこまでの能力を問えば、スタンダードとなる“ものさし”になるか、調査分析を重ね、出題範囲を開発します。さらに、同じく現場の皆様により試験問題が作成され、グローバルで共通して評価ができる問題かどうかを、各国でチェックした後、完成となります。
まさに「現場の、現場による、現場のための資格」です。

Vol.2でご案内しましたとおり、“ものさし”は、目盛りが間違っていたり、ある国や場所によって読み方が違う場合、その目的を果たすことができません。ですので、CompTIA認定資格は上記のようなプロセスで開発をし、信頼性を保っています。また、「ベンダーニュートラル資格」の仲間として、ベンダーと言われます製品やサービスを供給する企業に依存するのではなく、その業務に求められる知識、行動、スキルを、中立かつ公平に測ることのできる「第三者評価」として、企業の人材育成にお役に立っています。

次回は、「IT資格の目的・役割を知ると、できること」をご案内します。

 

 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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