CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。


CompTIA Colum (Vol.4)
IT資格の目的・役割を知るとできること(1)

Vol.3までで、以下をご案内して参りました。

・ IT資格には様々な目的や役割があり、そのもとでは100%評価できる
・自分がどのようなエンジニアになりたいのか、企業の人材育成方針として、 どのような人材を育てたいのかを明確にすることで、スキルアップを支援で きる、スキルを証明できるIT資格を選び、組み合わせることが大事である
・CompTIA認定資格は、ある業務において、どのお客様に対しても一定の満 足度を提供できる、共通して必要な知識、スキルと行動であり、業務の「基 盤」となる知識、スキルと行動を問う

今回は上記に紐付けて、IT資格の組み合わせ例として、富士ゼロックス東京株式会社(以下、FX東京)様のケースをご案内いたします。

FX東京様は、約1,000名いらっしゃいますサービス職の皆様に対しまして、CompTIA認定資格の多くを、必須資格の位置づけである「ミニマム資格」として導入していらっしゃいます。
FX東京様では、以前までは資格を福利厚生、自己啓発の一環として捉え、セールス職のみが人材開発体系が構築されていたそうです。その後、中期事業計画の達成に向けて、この方針を転換し、顧客の業務における課題や、製品を取り巻く情報インフラ環境に関する有益情報の獲得、そしてサービス部門を新たな価値の創造を生み出すための重要な部門と位置づけ、計画的かつ戦略的な人材育成を掲げました。
このサービス部門の人材育成の軸として、“顧客との接点を増やすためのスキルの向上”を第一に考え、人材開発を実現する有効な育成指標として、CompTIA認定資格が一般層、中堅層、シニア層の各階層における必須資格「ミニマム資格」として位置づけられました。これは、「ある業務において、どのお客様に対しても一定の満足度を提供できる、共通して必要な知識、スキルと行動であり、業務の「基盤」となる知識、スキルと行動を問う」CompTIA認定資格が上記の方針に合致したためです。
また、お客様別に求められる製品や技術スキル、また各部門別に求められるスキルは「選択資格」として位置づけられ、ベンダー資格、ベンダーニュートラル資格など約200種類がリストアップされています。この選択資格は、社員の皆様の目的や必要性に合わせ、柔軟な選択ができるようになっています。

事業方針に紐づき、会社の義務として、業務の基盤となる能力を責任を持って育成する「ミニマム資格」、各事情にあわせたスキルアップに対応した「選択資格」の組み合わせで取得することにより、バランスよく、かつ現実的で見える化された人材育成の実現に努めていらっしゃいます。

 

 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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