CompTIA(コンプティア)は、IT業界団体としてワールドワイドでCompTIA認定資格などを通し、健全な人材の育成に貢献しています。


CompTIA Colum (Vol.4)
IT資格の目的・役割を知るとできること(2)

社団法人日本画像情報マネジメント協会(JIIMA)様で認定をしています、「上級文書情報管理士」という資格があります。この資格の受験前提条件で、CompTIA認定資格の「CDIA+(Certified Document Imaging Architech+)」の取得が義務づけられています。

「文書情報管理士」は、日本において、お客様のご要望に対し様々な文書を最適に管理できる人材を評価するもので、最近公的機関においての入札資格として取り上げられることもあり、取得者が増加している資格です。もともとは「マイクロ写真士」という資格名で1967年からスタートしていた資格で、時代の流れとともに、マイクロフィルムだけでなくデジタルでの保存を理解し、また多岐にわたるお客様のご要望に応えるために、年々アップデートがされています。現在2級、1級、上級があり、年2回(上級は年1回)試験が実施されています。

対しまして、CompTIA認定資格「CDIA+」は、文書管理に関するソリューション(問題解決)のコンサルティング業務において「基盤」となる、一定の満足度を提供できるだけの能力を評価する“ものさし”です。 1年程度の業務経験で持つべき能力として位置づけられているものです。

JIIMA様での「CDIA+」の導入は5年ほど前からスタートしていますが、関係者から、文書管理の課題をお聞きしシステムの導入につなげるコンサルティング業務の基盤となる“ものさし”の必要性が挙がっていたそうです。また、加盟企業での国外との取引の増加から、グローバルで共通するスキルの“ものさし”としての必要性もお持ちでいらっしゃいました。

そこで、
−グローバルで共通する業務としての基盤についてはCompTIA「CDIA+」
−e-文書法や個人情報保護法、公文書管理法などの日本の法律や規格、各管理 方法での専門、応用知識を問う「上級文書情報管理士」試験

という、Only Oneな2つの目的を持つ資格を組合わせることで、グローバルで求める業務の基盤を持ちえながら、日本特有の環境においても対応ができ、応用力を持つ人材の評価を可能にされました。求める人物像に近づけるために、資格の目的を理解し、効率的に良質な人材を輩出できる好例です。

ある企業では、文書管理に関わるSEのキャリアパスに、文書情報管理士の取得が課せられていまして、最上級のSEになるためには、上級文書情報管理士が必要になっています。その企業では現在、CDIA+60名 、文書情報管理士は100名弱いらっしゃり、文書管理のエキスパートとして活躍されていらっしゃいます。

 


 

 



 
 
 

 

 

 
 

 
 
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