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image 第1回 CompTIAという団体のお仕事 −その1・スキルスタンダードとCompTIA image
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●ICT分野におけるNSSの実態 −ICT Work Analysis Planから学ぶ−
ICT分野に関しては、産官連携により順調に進んでいる。
ICT分野のNSSは、“Core”と“Concentration”と“Speciality”に分かれる。


“Core” ICTに関連する分野やまとまりの中で、最前線で働くすべての人の業務に、共通かつ必須な知識やスキル、パフォーマンスをいう。
“Concentration” 最前線で働く人の業務範囲で必要とされる知識やスキル、パフォーマンスをいい、一連の関連業務をカバーする。
“Speciality” 特定業務や産業別、または特定企業でのみ利用する知識やスキル、パフォーマンスをいう。

開発プロセスとして、産業の定義、“Concentration”の定義、職務と人材の構成要素の開発という、3段階で行なわれている。開発は、“Concentration”の定義から始まっており、今回はその開発及び実証実験に関する資料の序文を紹介する。
《ICT Work Analysis Plan 「INTRODUCTION」要約》
ICTは米国産業界で急速な発展を遂げた産業の一つであり、過去6年間で劇的に成長を続けている分野である。現在230,000にも及ぶ職務、600万の雇用者を数え、ICT産業全体としては、米国の実質生産高の3分の1を占めている。
産業全体の変化がICT産業の成長を急速に進める。製品、サービス、技術や価格についても毎日のように変化を繰り返し、例えば6ヶ月前のPCはその時点で時代遅れになる。合併や買収が新聞を満たし、AOLとタイムワーナーのような一見奇妙な統合の多くは、産業構造の変化の現れである。ICT産業はますます様々な産業と結びつき、このトレンドは今後も変わらないであろう。
スキル・スタンダードと個人認証は、その中でICT産業の成功への重要な役割を持つ。そのためにまず、産業を理解し、成長を促すトレンドや流れ、それらがどのように労働市場に影響を与えるのかを理解する必要がある。

専門家達は、ICT産業の変化を語る際に2つの大きな力があることを説明する。その双方とも労働市場に重要な影響をもたらす。一つは“技術(Technology)”、一つは政府による政策の変化である。
 恐らく最近10年の技術革新の重要な流れを作ったのはインターネットとそれに付随する技術であろう。今日では一般的であるが、数年前までは存在しなかったインターネットは、音声、ビデオ、データのような情報のデジタル化を進めた主役として、ICT産業だけでなく、他の産業にも大きな変化をもたらし、結びつけた。
インターネットの出現は、PCの変革をももたらした。今日のPCはもはやユーザの情報に対する欲求をすべて満たす“information appliance(情報端末)”となっている。ICT企業は一つのデバイスで、すべてのファンクションを実行できる情報端末を作ろうとしており、それは、全世界のPCや通信端末とも繋げようとしている。これにより新たなソフトウェアが開発されたり、新たなニーズが生まれる。
ICT産業の変化の背景にある2つ目の力が、政府による政策である。1996年の通信法が門戸を開き、老舗の“電話会社”から、ケーブル、衛星、インターネット産業までが参入した。さらにFCC(米国連邦通信委員会)は1996年、放送電波を開放したことで、ワイヤレス通信市場とワイヤレスサービスサポート市場が拡大した。1993年に10人に1人しか持っていなかった携帯電話も、2003年現在では10人に6人が所有している。
これらの2つがICT産業での急速な成長と変化の力である。政府政策の変化、巨大なネットワーク市場、そして情報のデジタル化は、PC、電話、ケーブルテレビ、ISP、衛星、放送、そしてワイヤレス産業の“convergence(融合)”を促した。例えばAT&Tは広範な通信網でアナログ音声信号だけを送っていたが、今日では電話、インターネットアクセス、ページング、テレビやその他の情報サービスを含む、多種多様なサービスを受託するグローバルネットワークを持つ。
広がるICT市場は、過去よりもより多くのサービスを企業に供給することを可能にした。この変化が、“ネットワーク”から、ネットワークにより運ばれる“コンテンツ”の需要へとシフトさせている。例えばCablevisionがRadio City Music Hallを所有したり、AOLとタイム・ワーナーの統合のように、いくつかのICT企業はコンテンツ企業を手に入れたり、統合を図り、価値のシフトに対応しようとしている。

ICT産業でのコンテンツの重要性が増してはいるが、そのためにも“ネットワーク”技術がそもそも重要なものとなる。PC、サーバ、ルータ、統合データ、そしてオペレートに使われるソフトウェアがネットワークを形成する。「“Technicians(技能者)”、“programmers(プログラマー)”、その他の現場担当者、そして“first-line supervisors”(現場管理職)」、スキル・スタンダードはネットワークを形成するソフトウェアとハードウェアを構築、拡張、問題分析そしてメンテナンスする彼らのために作成される。

ICT産業の多くの変化は、それを遂行するために必要な“Technicians(技能者)”の業務やスキル、知識を変える。例えば以前はケーブルテレビの工事担当者は単にテレビをケーブルテレビに接続するために、配線やファンクションボックスを設置するだけだったのが、今ではあるICT企業は電話やワイヤレス、インターネットアクセスと、合わせてケーブルテレビのサービスを行なっている時代である。この企業の“Technicians(技能者)”はそれらすべてのサービスや、複数の業務サービスをつなげるソフトや技術をも知らなければならない。多くのICT業界は、ICT業界の変化によって求められるマルチサービスの実務能力を持つ“Technicians(技能者)”の人材育成に成功していない。
 今後“Technicians(技能者)”は、過去のスキル以上に複雑かつ異なったスキルを要求される。顧客の対応やインストールは、より複雑化している。スキル・スタンダードは、それらのスキルとは何かを定義するために重要な役割を果たす。また、ICT企業が、顧客が安心できる能力を備えた人材を持っていることを保証するための、個人認証プログラムを作成することが重要な役割となる。

スキル・スタンダードは将来のマルチサービスICT業界に大きなメリットを与える。

・業務に精通したTechnicians(技能者)の存在が、マルチサービスICT業界を支えるという、重要な要求を満たす
・利用側が既存のスキルの維持や今後のスキル蓄積の際に、明確な開発経路を提供
・雇用側の求人や評価基準への利用
・より効果的なカリキュラムのコーディネート
・適切な教育投資
・少数派や女性の機会拡大
・“ポータブル”な個人認証の作成
・ICT産業の急速な成長を支える人材の増加を促進

このリサーチプロジェクトは、テクニカルアシスタントチームとNSSBのスタッフの下、Voluntary PartnershipのプロジェクトマネージャーであるCompTIA、ITAA(Information Association of America)、NWCET(National Workforce for Emerging Technologies)によって指揮される。  このワークプランの目的は、プロジェクトが、スキル・スタンダードや最前線で働く人から現場管理職までのアセスメント、個人認証などのシステムをどのように活用するかをアウトライン化することである。
《以上》
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第7回 顧客支援センターを運営するITサービス企業A社での導入効果
第6回 Value of CompTIA -信頼性保持に関する調査-
第5回 ベイクレストケアセンターにおけるトレーニング・資格制度の価値の適性(費用対効果)
第4回 日本におけるIT実務能力基盤調査報告について
第3回 各IT資格の役割と業務から発想する目的
第2回 CompTIAという団体のお仕事-その2 業界団体として
第1回 CompTIAという団体のお仕事−その1・スキルスタンダードとCompTIA