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2022年のIT業界は「加速」「革新」「戦略」への回帰と予測(CompTIA米国本部調査)

2021/12/22

CompTIA Forecasts a Return to Acceleration, Innovation and Strategy for the IT Industry in 2022


~ IT Industry Outlook(IT業界の展望)は、堅調に推移。新しい年のITビジネスと雇用環境を形成する10のトレンドを特定 ~

cover.pngテクノロジービジネスに関わる企業やITプロフェッショナルは、2022年には成長と新たな戦略的な革新が戻るという楽観的な見通しを持っていることが、CompTIAが発表した新しいレポートで明らかになりました。

CompTIAが発表したIT Industry Outlook 2022によると、業界と従業員は2年近くに渡るビジネスとキャリアの「維持」から脱却し、パンデミック前のマインドセットに戻ることを望んでいます。

調査対象となったチャネル企業の10社中8社近くが、2022年の自社における見通しは前向きであると回答しています。この楽観的な見方は、ITプロフェッショナルも同様で、80%近くがテクノロジストとしての自身の役割に満足しています。

「2022年は単に回復するだけでなく、加速と革新の年になると思われます。私たちは、IT予算、企業が計画している取り組み、そして雇用者が追加を検討しているスキルに、この兆候を見ることができます。」CompTIAのテクノロジー分析担当シニアディレクターであるSeth Robinsonは言います。

「これまで既存の顧客を維持しようとしていたITチャネル企業は、2022年には新規顧客や新しい顧客セグメントを追求するという強気の姿勢を見せています。」CompTIAの業界分析担当シニアディレクターであるCarolyn Aprilは次のように続けます。「これは、営業はマーケティング活動を強化し、新しい分野、特にコンサルティングサービスやIoT、AI、その他の新興技術の機会についてより真剣に取り組むことを意味しています。また、顧客がテクノロジーへの投資を再開することを期待しているということでもあります。」

IT Industry Outlook 2022レポートでは、新しい年にIT、ワークフォース(人材)、ビジネスモデルを形成するであろう10のトレンドを紹介しています。

2022年に注目すべき10のトレンド

1. 職場の定義はもはや簡単ではない - 職場の定義はもはや容易ではない。従来のオフィスワークから、フルタイムの在宅ワークへの急速な移行により、企業がこれからの1年でうまく対処しなければならない利点と欠点が露呈しました。「間違いなく企業は雇用を検討していますが、人を見つけられるでしょうか?リモートまたはオフィスワークに戻るか?適切な人材を見つけることが、この問題の綱引きに大きく貢献するでしょう。」Robinsonは言います。

2. 「出張」の変化が革新を促進する - 多くの従業員が自宅で座ったままでも日々の仕事を効率的にこなせることに気付いたように、多くが少なくともこれまでの形や頻度での出張はそれほど必要ではないことに気付きました。

3. 規制の影響は新しい法律だけではない -「Techlash」(※米国巨大IT企業に対する反発を示す造語)はバズワードとしては消えましたが、その感情はいまだ残っています。消費者や顧客は、巨大企業の市場力やデータの扱い方について、政治的な違いを超え懸念を抱き続けています。

4. テクノロジー関連予算は着実に伸びている - 企業がテクノロジーを長期的な目標に組み込むなか、テクノロジー関連の機会はハードウェアの導入やソフトウェアのライセンス供与にとどまらずさまざまな可能性に広がっています。IT部門やビジネスユニットの予算全体に割り当てられている場合、堅調な支出は目立たないことがあります。

5. 大きな一歩を踏み出したプロアクティブサイバーセキュリティ- サイバーセキュリティへの積極的なアプローチを求める機運が高まっています。ペネトレーションテストは、サイバーセキュリティチームのなかで明確な役割を持つようになりました。組織は、弱点を特定し修正するには、社内リソースまたは外部パートナーが必要であることを認識し始めています。

6. チャネルのサイバーセキュリティにはまだ課題がある - チャネル企業は、取引を獲得し、ますます敏感になっている顧客に信頼感を与えるため、サイバーセキュリティを強化する必要があります。このクリティカルな規律を無視すると、将来の新規顧客を獲得し定着させるという競争において明らかに不利になってしまいます。

7. コンサルティング:チャネル企業にとってのチャンス - チャネル企業は、クラウド市場の時代に製品やサービスを再販することは難しくなってきていますが、ビジネスコンサルティングの専門家として変わり拡大を図るチャンスは十分にあると考えられます。「チャネル企業は、顧客が何を購入し、その製品やサービスを使って何をすべきか、特にセキュリティ、コンプライアンス、技術統合などの分野で顧客支援を行うことができます。」Aprilは説明します。

8. チップサプライチェーン問題が警告を鳴らす - 特にハードウェアに特化したチャネル企業は、海外で部品などが滞留した場合に備え、顧客からの注文の有無にかかわらず、在庫や部品、コンポーネントを国内に置いておく方が賢明かどうか検討し始める可能性があります。

9. ソフトウェア開発の細分化 - 企業がテクノロジーを活用して従業員をつなぎ、新たな顧客を獲得し、生産性を向上させるため、ソフトウェアアプリケーションはその数と複雑性を増し続けています。「テクノロジー企業やITプロフェッショナルは、ソフトウェアにもっと詳しくなる必要があり、特にソフトウェアがビジネスを推進するためにどのように使われているか理解する必要があります。」Robinsonは言います。

10. 基礎的なデータマネジメントがアナリティクス革命をもたらす - データ分析によって、ビジネスはこれまでとは違った形で行われるようになるでしょう。強固なデータ基盤を持つ企業がその道をリードすることになります。しかし、それにはデータの基本を理解していなければなりません。それは、企業が保有するデータは、どのように収集、保存、保護されるのか、そしてそのデータを利用してどのような目標を達成したいのか、です。

CompTIAのレポート「IT Industry Outlook 2022」(英語版)は、https://connect.comptia.org/content/research/it-industry-trends-analysis からご覧いただけます。日本語版は、2022年1月に公開予定です。