CompTIA認定資格について

ワールドワイドで250万人以上に取得され
ISOの認定を受ける信頼性の高い認定資格

20181101_careerpath.jpg1993年より提供開始されているCompTIA A+をはじめとするCompTIA認定資格は、業界のエキスパートにより開発され、IT業務における実践力、応用力を評価する認定資格として、法人を中心にワールドワイドで250万人以上に取得されています。
いくつかの認定資格は、公正に従業員を評価する開発手法を評価されISO17024の認証を受けています。これにより、ワールドワイドで信頼性の高い認定資格として評価されています。

業界の業界による業界のための認定資格

CompTIA認定資格は、すべてのプロセスにおいてSME(Subject Matter Expert)と呼ばれるIT業界の現場で従事される皆様が中心となり、ニーズ調査、職務分析、試験開発が進められます。

CompTIA認定資格の特徴

CompTIA認定資格は、ワールドワイドでベンダーニュートラルの認定資格として広く認知されている認定資格です。IT業務の設計・構築、保守・運用などの職務に就かれている方は広く活用されています。また、クラウドやデジタルトランスフォーメーション(DX)、IoTといった新たなビジネス要素の導入に際してのスキルチェンジ、今後IT職に就かれる学生やキャリアチェンジの皆様にITスキルのファーストステップとして活用されています。

CompTIA認定資格を取得することで、IT業務で「必須」となるスキルを身につけることができ、キャリアパスを育成する上で不可欠なスキルを習得することが可能です。CompTIA認定資格取得後は、上位のCompTIA認定資格の取得を通じて、さらにキャリアを積む、または、ベンダーに特化したスキルを身につけるために上位レベルの他ベンダーの認定資格を取得するなど様々なキャリアパスを広げることが可能です。

CompTIA認定資格開発の背景

1993年のPCの爆発的な普及に伴い、クライアント環境の運用管理業務を理解する人材が急激に不足するといった事態が生じました。これに対処するため、CompTIAがそれまで培った技術標準化のノウハウを活かし、IT業界の各社が集まり「IT業務に必要とされるスキルの標準化」を行いました。この標準化されたスキルを有しているかを判断する指標として開発されたのが「CompTIA A+」です。

CompTIA認定資格は、CompTIA A+から始まりました。
その後、ビジネスで利用されているIT環境の変化に合わせ、様々な業務分野の認定資格が開発されました。まさに「IT業界の流れそのもの」を表しています。

1993年のCompTIA A+以降、クライアントを繋ぎ合うネットワーク(CompTIA Network+)、世界を繋ぐインターネット技術の普及(CompTIA i-Net+)、クライアントサーバー環境の普及(CompTIA Server+)、LinuxOSの誕生(CompTIA Linux+)、セキュリティ概念の導入(CompTIA Security+)の提供が開始されました。そして近年では、クラウドの普及(CompTIA Cloud+)、さらに複雑化したセキュリティインシデントへの対応(CompTIA CySA+/CompTIA PenTest+)といった認定資格が提供されています。

2018年11月現在、13業務分野の認定資格が提供されています。
それぞれの認定資格は、その時代の求めるITスキルを適切に反映できるよう、2~3年ごとに認定資格試験の内容が見直しされ、改訂が実施されています。

主要CompTIA認定資格の提供開始年
CompTIA A+ 1993年
CompTIA Network+ 1999年
CompTIA Security+ 2002年
CompTIA Server+ 2001年
CompTIA Project+ 2001年
CompTIA Cloud+ 2013年



CompTIA認定資格のキャリアパス

CompTIA認定資格は、様々なIT分野でのファーストステップを支援するために開発されています。それぞれの認定資格は、その役割に応じて、下記のようなキャリアパスに分類されています。
 ■ CORE
 ■ INFRASTRUCTURE
 ■ CYBERSECURITY
 ■ DATA AND ANALYTICS
 ■ ADDITIONAL PROFESSIONAL
それぞれの認定資格の詳細については、「認定資格の種類と概要」をご覧ください。

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また、CompTIA認定資格は、IT業務において「共通して必須とされるスキル」を評価するため、他ベンダーの認定資格へのキャリアパスとしても多く活用されています。
IT Certification Roadmap」では、CompTIA認定資格と他ベンダー認定資格のキャリアパスをご確認いただけます。

CompTIA認定資格試験 出題の特徴

CompTIA認定資格試験では、多くの問題が、様々な状態や条件を想定したケースに基づいて出題されます。これらの状態や条件に合わせ、最適なスキルや知識を選択し、実行することができるかが問われます。

例えば、CompTIA A+で出題されるようなシステムやPCの不具合に対するトラブルシューティングでは、生じているエラーの状況だけで判断をするのではなく、その他の要因(作業時間の有無、外的要因、顧客側の要求)を総合して、よりプライオリティの高い選択ができるかが問われます。

このように、CompTIA認定資格試験では、「知識」ではなく「スキル」が問われ、これらのスキルを応用した「応用力」と「行動プロセス」も含めた総合力が評価されます。