新着情報

改訂CompTIA Cloud+: セキュアなクラウドと高可用性を維持する(CompTIA米国本部ブログより)

2022/01/11

米国本部ブログ:The New CompTIA Cloud+: Keeping the Cloud Secure and Available


cloud-computing3.jpg在宅ワーカーの増加や企業のオンプレミス型クラウドソリューションへの移行に伴い、インフラ分野ではキャリアアップのブームが続いています。改訂CompTIA Cloud+(CV0-003)は、こうした変化を反映し、クラウドをよりセキュアで高可用性にするために必要なスキルに焦点を当てています。ここでは、新しいCompTIA Cloud+についてご紹介します。*改訂CompTIA Cloud+(CV0-003)の日本語試験は、2022年1月14日に配信を予定しています。

改訂CompTIA Cloud+はどう違うのか?
CompTIA Cloud+(CV0-002)で強調されているクラウド技術の基本的な側面はそのままに、「セキュリティ」と「高可用性」という2つの重要な分野を網羅するように改訂されました。

改訂CompTIA Cloud+は、セキュアなクラウドに必要なスキルと能力をより深く網羅し、受験者がベンダーのソリューションに関わらず、セキュアな環境維持に必要なハンズオン経験を持つことを証明します。

また、クラウドエンジニアに必要な技術的なセキュリティスキルに加え、今日の変化し続ける規制において重要な機能であるコンプライアンス要件の重要性も引き続き強調されています。

改訂された CompTIA Cloud+(CV0-003)には、高可用性に特化した出題項目も含まれ、すべてのデータやSaaSアプリケーションに24時間アクセスできることを目的としています。これは、企業や小企業において、クラウドホスト型ソリューションへの移行が進んでいることを表しています。

CompTIA は、在宅勤務の環境では、遠隔地にいる従業員がデータ、アプリケーション、ソリューションに、セキュアかつ中断なくアクセスすることがビジネスにおいて重要であることを認識しています。CompTIA Cloud+は、これを可能にするスキルと能力を証明します。

CompTIA Cloud+は、クラウドコンピューティングの以下領域に関する知識を問います。

● クラウドのアーキテクチャと設計
● クラウドのセキュアリング
● 自動化と仮想化
● クラウド環境の最適化
● 災害復旧
● マルチクラウド環境

試験出題範囲はこちらからダウンロードいただけます。

マルチベンダーのクラウドスキルの重要性
最近、あるIT企業のVPから、M&Aが「また始まった」という話を聞きました。このような影響は、もし、Amazon Web Services(AWS)を運用している大企業が、Microsoft AzureやGoogle Cloudを運用する中小企業を2、3社買収した場合、クラウドエンジニアはベンダーのプラットフォームだけでなく、クラウド自体の技術基盤を理解して、フルクラウドスタックのすべての要素の間で作業できる必要があるということにつながります。

企業によっては、複数のIaaSプラットフォームを何年も運用し、主要なプラットフォーム間で作業できるスタッフが必要な場合もあります。CompTIA Cloud+を取得するITプロフェッショナルは、ベンダーロックインの危険性を理解しており、この認定資格は、マルチベンダーのシステム間で作業するためのスキルと知識を有することを証明します。

CompTIA Cloud+は、2~3年のITシステム管理業務経験を持つITプロフェッショナルを対象としたミドルキャリア向けの認定資格です。

クラウドスマートとDoD承認
CompTIA Cloud+は、米国国防総省(DoD)が、その職員やコントラクターのためのトレーニングとして採用する認定資格です。2020年2月CompTIA Cloud+は、機密情報を扱い、特定の職務要件を満たす必要がある人材のためのDoD Manual 8570.01の要件を満たしました。

DoDは、CompTIA Cloud+を以下3つの重要なワークフォースカテゴリーに承認しました。

● Information Assurance Manager Level I (IAM I)
● Cybersecurity Service Provider Infrastructure Support (CSSP-IS)
● CSSP Analyst (CSSP-A)

CompTIA Cloud+は、これらのワークフォースカテゴリーに加え、米国政府のCloud Smartイニシアチブにも合致しています。クラウドは、継続的に更新され、セキュアで可用性の高いソリューションを生み出すものです。これらはすべて、改訂CompTIA Cloud+認定資格試験の構成要素であり、新しいテクノロジーを柔軟に実装するためのセキュリティファーストの考え方の必要性を表しています。

改訂CompTIA Cloud+の内容をみる
試験対策の一歩は、改訂CompTIA Cloud+出題範囲の入手からです。学習のロードマップとして利用でき、正しいスタートを切ることができます。