新着情報

CompTIA Network+ N10-007 vs. N10-008: What's the Difference?(CompTIA米国本部ブログより)

2022/05/17

米国本部ブログ:CompTIA Network+ N10-007 vs. N10-008: What's the Difference?


difference-network-007-008_blog.jpg社員がオフィスで働いていても、リモートで自宅から働いていても、ITプロフェショナルは、組織の円滑な運営を維持するためにネットワークに関するスキルを持っている必要があります。改訂CompTIA Network+(N10-008)は、まさにネットワークスキルを育成する認定資格です!ベンダーニュートラルな認定資格として、CompTIA Network+は、あらゆるプラットフォーム環境をサポートできるスキルを育成します。このスキルは、いつでもどこでもネットワークの構築、運用をするために必要となるスキルの基盤となります。

CompTIA Network+は、組織の重要なネットワークをセキュアに接続、維持、トラブルシューティングするために必要な技術的スキルを評価します。世界中で50万人以上のITプロフェッショナルに取得され、自身のITキャリアを推進するために活用しています。改訂CompTIA Network+の日本語試験は、2022年5月11日より配信開始(英語試験は、2021年9月15日)となりました。

CompTIA Network+に関連するIT職種

多くの企業の採用担当は、CompTIA Network+の取得者が、クラウドコンピューティング、仮想化、ソフトウェア開発、サイバーセキュリティといったIT要素と密接に関連するネットワークの強固なスキルを習得していることを理解しています。

CompTIA Network+を取得することで、下記のような職種において活躍が見込まれます。

・初級ネットワーク管理者
・初級システムエンジニア
・ネットワークサポートスペシャリスト
・システム管理者

また、CompTIA Network+で学んだスキルを活かすことができる二次的な職種は、下記の通りです。

・ネットワークオペレーションセンター(NOC)技術者
・電気通信技術者
・ケーブル技術者

CompTIA Network+ 007と008 の比較

CompTIAでは、出題内容がテクノロジーや業界標準の更新を正確に反映させるため、定期的に認定資格試験を更新しています。CompTIA Network+は、3年ごとに改訂がされています。

改訂CompTIA Network+(N10-008)は、エンタープライズレベルの有線/無線ネットワークソリューションを実装するために必要とさせるスキルを評価します。また、ネットワークパフォーマンスの問題を特定ひトラブルシューティングする、脅威に対してネットワークを堅牢化する、セキュリティの脆弱性を軽減するなどのスキルが評価されます。

CompTIA Network+は、ネットワークエンジニアに必須とされる特定のスキルを網羅する唯一の認定資格です。ベンダー認定資格と違い、ネットワークの基本を理解し、実践的なスキルと正確な知識を網羅することで即戦力となるネットワークエンジニアを育成します。

改訂試験の重点ポイントと、旧バージョンとの比較は、下記の通りです。

CompTIA Network+ 007と008試験の出題分野
改訂CompTIA Network+(N10-008)の出題範囲は、重要なビジネス情報の可用性を保証できるセキュアなネットワークを構築、運用するためのスキルに重点が置かれ、これに必要なネットワーキングツールとテクノロジーが対象となっています。

CompTIA Network+ N10-007出題項目 CompTIA Network+ N10-008出題項目
1.0 ネットワーキングの概念
2.0 インフラストラクチャ
3.0 ネットワークオペレーション
4.0 ネットワークセキュリティ
5.0 ネットワークのトラブルシューティングとツール
1.0 ネットワーキングの基礎
2.0 ネットワークの実装
3.0 ネットワークオペレーション
4.0 ネットワークセキュリティ
5.0 ネットワークのトラブルシューティング

改訂CompTIA Network+(N10-008)に追加されたいくつかの出題項目は、下記の通りです。

・ネットワークアーキテクチャは、ソフトウェア定義ネットワークに重点を置き、ネットワークの統合や展開の中で使用される最先端のテクノロジーを理解できるように出題範囲に盛り込まれています。
・ネットワークを展開する際に、ビジネスに対する柔軟性を維持し、最大限にセキュリティ対策を施すことを検討するため、新しいワイヤレス標準とテクノロジーを中心にスキルを育成します。
・内部ネットワークとSaaSへの常時アクセスにより生産性を向上させることができるため、ネットワークのパフォーマンスへの監視と、セキュアな環境を維持しながら高い可用性を持つネットワークの構築が個別の出題範囲として設定されています。
・ネットワークセキュリティにはより重点が置かれ、悪意のある攻撃からネットワークを守るため堅牢化し、意図しないデータ侵害から保護するためにネットワーク展開をセキュアに実行するといった項目が取り扱われています。

CompTIA Network+は、今後業界とともにどのように進化するか

テクノロジーは絶えず変化しており、これをカバーするためにCompTIA認定資格は、定期的に更新がされています。
CompTIA Network+は、ANSI認定を受けており、米国国防総省指令 8570.01(DoD Directive 8570.01)の要件を満たしています。これにより、出題項目は最新の状態に保たれ、ITプロフェッショナルが業務で必須とする重要なスキルが網羅され、実業務の中でこれを活かすことが保証されます。これらのスキルには、下記のようなものが含まれます。

・ネットワーク接続と可用性を確保するためのIPアドレッシングと接続性
・継続的に進化しているワイヤレス標準とテクノロジー
・悪意ある攻撃に対するネットワーク保護と強化、企業ネットワークへの最前線の防御
・一般的なネットワークに関連するエンドユーザー側のさまざまな問題のトラブルシューティング

(CompTIA米国本部ブログより抜粋)