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CompTIA Data+の取得で実現できる5つの職種(CompTIA米国本部ブログより)

2022/08/26

米国本部ブログ: 5 Jobs You Can Get with CompTIA Data+


jobs-you-could-get-with-data-v2.jpg組織では、何年も前からデータを収集しています。名前、写真、連絡先、行動パターン、アクティビティ、個人設定など、あらゆる情報が対象となります。しかし、それらのデータを所有することと、それを効果的に活用してビジネスを向上させるということは、全く別のことです。こうした理由から、組織ではデータの専門家を採用する動きが加速しています。

データを分析する能力は、多くの新興テクノロジー中核を成します。データ分析の重要性が増すにつれ、さまざまな役割において、コンテキストを整理し、重要なビジネスインテリジェンスをより適切に伝えるといった業務が求められています。

データ関連の職種に就くことを検討している方は、CompTIA Data+のトレーニングソリューションと認定資格が最適です。CompTIA Data+は、データドリブン型のビジネス意思決定を開発し推進するプロフェッショナルのための新しい認定資格です。

CompTIA Data+を保有するデータプロフェッショナルは、以下の職種に就くことができます。
● データアナリスト
● レポーティングアナリスト
● ビジネスインテリジェンスアナリスト
● マーケティングアナリスト
● オペレーションアナリスト

CompTIA Data+で修得できるスキル
それぞれの職種に携わるうえで、CompTIA Data+どのように役立つのか見てみましょう。他のベンダー資格を比較した際、CompTIA Data+は、市場で唯一のエントリーレベルかつ、ベンダーニュートラルの実務分析を評価する認定資格です。

CompTIAの試験は、専門家が集まり、特定の職務を遂行するために必要となる知識、スキル、能力を策定するプロセスを通じて開発されています。すなわち、CompTIA Data+で扱われるトピックは、データプロフェッショナルが今日必要とする知識、スキル、能力と合致していることになります。

上記の職種での成功には、以下のような能力が必要です。
● データマイニング
● データの操作
● データのビジュアライゼーションとレポート
● 基本的な統計手法の適用
● データライフサイクル全体を通じたガバナンスと品質基準を守りながら、複雑なデータセットを分析する

まさにこれらスキルがCompTIA Data+で網羅されます。(試験出題範囲は、概要サイトからダウンロードできます。)企業は、データをより適切に分析し、解釈し、その洞察をビジネスの意思決定に反映することができるプロフェッショナルを必要としています。

CompTIA Data+の取得で実現できる5つの職種

1. データアナリスト
数字やデータセットを見ることが好きで創造性を発揮したい方に、データアナリストの仕事が向いているかもしれません。
データアナリストは、組織のデータと密接にかかわることでより良いビジネス上の意思決定を支援します。以下を行うことで意思決定に欠かせない洞察を提供します。

● 顧客、ビジネスプロセス、市場経済に関連するレポート、ダッシュボード、その他ビジュアライゼーションを作成することで、データを収集、分析、報告する
● データベースやデータ収集システムの開発および実装
● 一次および二次ソースからのデータ取得
● データのクリーンアップと検証
● データモデルの設計
● 新しいデータ分析手法の実装

例えば、CompTIA Data+の試験分野「データアナリシス」の章には、「3.3 分析の種類と主要な分析技術を要約することができる」があり、これには分析の種類を決定するためのプロセスの理解が含まれます。

Burning Glass Technologies(米国の人材市場調査会社)では、データアナリストの需要は今後10年間で11.8%増加するとしています。さらに、データアナリストの給与の中央値は、0~2年の経験者で62,000ドル、9年以上の経験者で95,400ドルとなっています。

2. レポーティングアナリスト
細部にまで目を配ることができ、組織力やマルチタスク能力が高く、さらにプレッシャーに強い方は、レポーティングアナリストの仕事が向いているかもしれません。
以下を行うことで、指標を分析し、レポートを作成し、その結果や提案をリーダーに示すことができます。

● ビジネス分析やデータ記録システムの設計
● データベースのメンテンナンスと必要な更新を行う
● さまざまなレポートのためのデータ分析と収集
● ビジネスのキーポイントに沿った洞察を提供するレポートの作成
● 経営層に結果を報告する
● データを監視し、変更や傾向を把握する

例えば、CompTIA Data+の試験分野「ビジュアライゼーション」の章には、「4.5 さまざまなレポートのタイプを比較対照することができる」があり、これには静的と動的レポート、アドホックレポート、セルフサービス、戦術レポート、定期的レポートへの理解が含まれます。

この職種の給与および見通しは、データアナリストに似ています。Burning Glass Technologiesでは、レポーティングアナリストの給与中央値は、72,291ドルです。

3. ビジネスインテリジェンスアナリスト
企業は大量のデータから得られた知見を分析し、解釈し、報告することに長けた人材を必要としています。情熱と必要なスキルがあれば、ビジネスインテリジェンスアナリストの仕事がぴったりかもしれません。
以下を行うことで、組織が収集したデータを有効活用し、意思決定を支援するための洞察を提供します。

● 企業目標に合ったデータの収集
● ビジネスインテリジェンスツールおよびデータベースのメンテナンスと更新
● データの可視化および監視に役立つプログラムツールとデータモデルの活用
● 収益、売り上げ、市場情報や顧客エンゲージメント指標などのデータの分析
● データの解釈
● ビジネスの成長、向上につながる知見を報告する

例えば、CompTIA Data+の試験分野「ビジュアライゼーション」の章には、「4.3 与えられたシナリオに基づいて、ダッシュボード開発に適切な方法を使用することができる」があり、これにはダッシュボードに関する懸念事項、開発プロセス、配送に関する考慮事項への理解が含まれます。

米国労働統計局(Bureau of Labor Statistics)によると、ビジネスインテリジェンスアナリストの給与の中央値は、87,660ドルです。また、BLSは、これらの職種は2020年から2030年にかけて14%増加すると予測し、その10年間に907,600もの新規雇用を見込んでいます。

4. マーケティングアナリスト
数字を扱うのが好きで、顧客獲得やエンゲージメント、コンバージョンに関する決定のためにデータを利用したいという方に、マーケティングアナリストの仕事が向いているかもしれません。以下を行うことで、組織が製品やサービスを販売するために必要なデータを調査し、収集します。

● マーケティングとセールスにおける今後のトレンドを観察し予測する
● 統計ソフトを使ったデータ分析
● レポートを作成し、クライアントや経営層に結果を提示する
● 消費者、競合他社、市場状況に関する全体的なデータを収集する
● データ収集のためのさまざまな方法を評価する
● マーケティング戦略の有効性を評価する

例えば、CompTIA Data+の試験分野「データマイニング」の章には、「2.4 データ操作とクリエ最適化のための一般的な技術を説明することができる」があり、これには、フィルタリング、ソート、日付関数、論理関数、集約関数、システム機能、さらにパラメータ化、インデックスの作成、サブセットなどの技術への理解が含まれます。

BLSによると、マーケティングアナリストの年間給与の中央値は65,810ドルです。また、2020年から2030年にかけて、163,600もの新規雇用が見込まれることからはマーケティングアナリストは22%の増加が予測されています。

5. オペレーションアナリスト
データ収集や統計的手法を使って将来の活動を決めるのが好きという方は、オペレーションアナリストの仕事が合っているかもしれません。
以下を行うことで、組織にとって解決・改善すべき問題を調査し、特定します。

● ビジネスロジスティクス、ヘルスケア、他の分野における問題の認識と解決
● 知見や推奨事項を、メモや報告書などの文書で説明する
● データベースや顧客からのフィードバックなどさまざまなリソースから情報を収集し整理する
● 統計分析、シミュレーション、予測モデリングなどを用いて情報を分析し解決策を構築する
● 特定の問題に対処するために必要な行動方針について、マネージャーや意思決定者に助言する

例えば、CompTIA Data+の試験分野「データガバナンス、品質と管理」の章には、「5.1 データガバナンスの重要な概要を要約することができる」があり、これには、セキュリティ、ストレージ環境や使用条件、エンティティ関係の要件、管轄区域の要件、またデータの分類方法、情報漏洩の報告に関する理解が含まれます。

BLSによると、オペレーションアナリストの年間給与の中央値は86,200ドルです。また、2020年から2030年にかけて、25,600もの新規雇用が見込まれることからはオペレーションアナリストは25%の増加が予測されています。

 
データ分析の重要性の高まりにつれ、重要なビジネスインテリジェンスの判断材料を整理し、より適切に伝達することが求められる職種が増えています。データの収集、分析、レポートを行うことで、優先順位を明確にし、ビジネス上の意思決定に導くことができます。CompTIA Data+は、このような意思決定を進めるために必要となるスキルと知識を証明します。

CompTIA Data+により、データプロフェッショナルは、より効果的にデータを活用し、厳密に分析し、結果を混合せず、説得力のあるレポートを作成することができる知識とスキルを修得することができます。データリテラシーの「証明」により、自身がより価値のあるチームメンバーであること、即戦力となることを示すことができます。

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