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「Business Technology Adoption and Skills Trends ~ビジネステクノロジーの導入とスキル動向~」レポート公開

2022/10/27

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オーストラリア | ドイツ | 日本 | オランダ | シンガポール | イギリス | 米国

テクノロジーは、あらゆる種類のビジネスの成功に必要不可欠なものです。CompTIAが調査した7か国すべてにおいて、テクノロジーおよびビジネスプロフェッショナルの4分の3が、「テクノロジーはビジネス目標達成における主要因である」と評価しています(72%)

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半数以上の企業が、「頻繁 or 定期的」に、ITアウトソーシングを利用しており(57%)、さらに29%が「時々」利用していると報告しています。約4社中1社が、継続的なIT運用管理にマネージドサービスプロバイダーを利用していると回答しています。アウトソーシングの頻度が高い企業ほど、ROIの評価が高い傾向にあります。アウトソースされるサービスの上位は以下の通り。

1) 技術コンサルティング
2) クラウド関連
3) サイバーセキュリティ
4) ソフトウェア、Web、アプリ開発
5) トラブルシューティング、修理、メンテナンス関連

table2.pngCompTIAの調査では、半数近くの企業が、AI、AR、IoTなどの導入の初期段階にあるテクノロジーの可能性について「期待が大きい」と報告しています。5社中1社は、期待と同時にある程度の警戒心を抱いています。残りの36%は、新しいテクノロジーがもたらす未知のものに対して「不安が大きい」と回答しています。既存テクノロジーで高いROIを報告している企業においては、新興テクノロジーをより肯定的に捉えている傾向があります。

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実質、3人に2人のプロフェッショナルが、自身の組織における現在のサイバーセキュリティレベルを「満足」と評価しています(66% net)。そのうち、「十分に満足」と回答したのはわずか18%です。改善の余地は常にあり - 特にサイバーセキュリティにおける絶え間ない脅威を考慮すると改善の重要性は明らかですが - 企業がもはや無視できない重要な取り組みがいくつも存在します。少なくとも、ほぼすべての組織が、スタッフのサイバーセキュリティスキルを強化することの重要性を認識しています(98%が、クラウドなど1つ以上の優先すべきスキル分野を選択)。

table4.pngテクノロジーおよびビジネスプロフェッショナルの大多数は、スキルギャップの概念に関して最近見聞きしたことがあり(88% net)、認識されているスキル/職種にあるズレに関連すると捉えています。さらに、2人に1人が過去2年間に自社のスキルギャップの状況が拡大したと回答(49% net)。

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雇用者の3分の1は、スキルや経験に対する非現実的な期待が、スキルギャップへの過度な認識の一因になっていることを認めています。また、52%が多少なりともその影響があると認めています。さらに、IT人材の雇用とリテンション問題の一因になるギャップには、以下などがあります。

1) ソフトスキル - コミュニケーションなど非技術分野でのスキルが不足
2) イノベーション - イノベーションスピードが人材育成のペースを上回る
3) 賃金 - 特定職種/スキルに対する賃金が予算を上回る
4) 自信 - 不安や不確実性から可能性/見込みが遠ざかる
5) セクター - 特定分野での専門知識不足

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テクノロジーは、今後もあらゆる仕事に影響を与え続けるでしょう。歴史が示すように、テクノロジーの変化は、プラスとマイナスの側面があり、さまざまな形で現れます。CompTIAでは、最近、ロボティックプロセスオートメーション(PRA)、インテリジェントマシン、その他の自動化するテクノロジーが仕事のある側面もしくは全てを置き換える可能性があるという記事を目にします。それらは、特にシンガポール(89%)と米国(81%)で見られます。

5人に1人(17%)は、自動化するテクノロジーによって、自分の仕事が減ることをとても懸念しています。しかし、約半数の53%は「やや懸念している」にとどまります。さらに、RPAや自動化するテクノロジーがワークフォースに与えるであろう影響から、3分の2は、テクノロジーに関連する何らかのトレーニングやハンズオン研修を行うことに関心があると回答しています(67% net)。継続的なスキル改善やプロフェッショナル開発は、組織や個人にとって、これまで以上に重要なものとなっています。

CompTIAの Business Technology Adoption and Skills Trends ~ビジネステクノロジーの導入とスキル動向~は、調査対象となる国々 - オーストラリア、ドイツ、日本、オランダ、シンガポール、イギリス、米国 - でのテクノロジー導入と人材におけるトレンドに関する情報を収集し共有するために実施されました。2022年7月にオンライン調査で実施された定量調査には、計1,053名のテクノロジーおよびビジネス経営層およびプロフェッショナルが参加しました。

詳細はこちらのフルレポートよりご覧ください。