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CompTIA Linux+(XK0-005)日本語試験:あなたの疑問に答えます(CompTIA米国本部ブログより)

2023/04/20

米国本部ブログ: The New CompTIA Linux+: Your Questions Answered / 5 Jobs You Could Get With CompTIA Linux+


yqa-linux.png2023年3月1日に、CompTIA Linux+(XK0-005)日本語試験が配信されました。本ブログでは、改訂版試験に関するご質問の回答をご案内します。

Q: 改訂CompTIA Linux+試験の内容は?
CompTIA Linux+(XK0-005)は、ITプロフェッショナルに必要とされるLinuxの知識を評価する、中級レベルのIT認定資格です。企業が求める最新の基本的スキルを網羅した、業務にフォーカスした唯一のLinux認定資格であり、Linuxシステムのサポートを行うプロフェッショナルに必要なコンピテンシーを評価します。

Linuxに関連する従来のトピックに加え、改訂CompTIA Linux+試験では、以下のようなLinuxオペレーティングシステムで稼働するサーバーの設定、監視、サポートに必要なスキルに重点を置いています。

● ソフトウェア、ストレージ、プロセス、サービスの設定と管理
● システムのプロパティとプロセスを分析し、ユーザー、アプリケーション、ハードウェアの問題をトラブルシューティングする
● パーミッションと認証、ファイアウォール、ファイル管理に関するベストプラクティスの理解
● 単純なシェルスクリプトの作成、基本的なBASHスクリプトの実行、Gitを使用したバージョン管理、オーケストレーションプロセスの実行

出題範囲のダウンロードは、こちらの概要ページから

Q: CompTIA Linux+の試験には、どのような問題が出題されますか?
CompTIA Linux+では、全部で4つのドメインを網羅しています。

1.0 システム管理 32%
2.0 セキュリティ 21%
3.0 スクリプティング、コンテナ、自動化 19%
4.0 トラブルシューティング 28%

また、以下などのトピックも含まれます。

● サイバーセキュリティ
● カーネルモジュール
● ストレージとビジュアライゼーション(視覚化)
● 企業レベルでのデバイス管理
● Gitと自動化
● ネットワークとファイアウォール
● サーバーサイドとコマンドライン
● サーバー(対クライアント)カバレッジ
● トラブルシューティング
● SELinux
● 自動化とスクリプティング

これらのドメインは、ハードウェアやシステムの設定、システムの運用や保守に関する職務に関連します。

Q: CompTIA Linux+を選ぶべき理由は何ですか?
CompTIA Linux+は、ベンダーニュートラルの認定資格です。それは、使用するプログラムやツール、ディストリビューションに関係なく、さまざまな業務に活かせる知識とスキルを習得できることを意味します。この点は、1つのプラットフォームでの業務に備えるベンダー固有の認定資格と比較することができます。

Q: CompTIA Linux+試験の費用はいくらですか?
一般価格は、46,284円(税込み)です。CompTIAメンバーやCAPPパートナー/CAPP Academicパートナーは、ディスカウント価格が適用されます。※2023年4月現在

Q: CompTIA Linux+の試験準備はどのようにすればよいですか?
まずは、試験の概要ページから出題範囲をダウンロードし、どのようなトピックが網羅されているかを確認してみましょう。類似問題では出題サンプルを確認することができます。

また、CompTIAではトレーニングソリューションも提供しています。

CompTIA CertMaster Learn
CertMaster Learnは、自学で学習計画を立てて進める上で効果的なインタラクティブな教材が使われ、パフォーマンスベースの設問の準備もできます。※英語のみ/2023年4月現在

CompTIA Labs/CertMaster Labs
CompTIA Labsは、ブラウザーベースでバーチャル環境のハンズオントレーニングを提供する画期的なトレーニングツールです。認定資格の出題範囲からより実践的なトレーニングが必要とされるトピックスについて、バーチャル環境を通して学習することができます。

CompTIA CertMaster Practice
CertMaster Practiceは、知識を整理し、認定資格試験への準備を確認するラーニングツールです。CertMaster Practiceは、習得できているところとできていないところを明確にし学習を進めることで、自信をもって試験を受けることができます。※英語のみ/2023年4月現在

Official CompTIA Study Guides
Study Guide出題範囲がすべて網羅されたテキストです。eBookと書籍の形態で提供されています。全てのトピックスは、実際の業務で発生するようなトピックスに関連していて実務的なスキルを習得することが可能です。

Q: CompTIA Linux+の試験準備にはどれくらいの時間が必要ですか?
準備時間は、業務やIT経験によって異なります。CompTIA Linux+を受験するにあたり前提条件はありませんが、初級Linuxサポートエンジニアまたは初級クラウド/DevOpsサポートエンジニアの職務において、Linuxに関連する少なくとも12か月で得られる実務経験を目安に設計されています。また、CompTIA A+、CompTIA Network+、CompTIA Server+または相当する認定資格/知識を有することをお勧めします。

Linuxに関する業務経験がない場合は、少なくとも120時間の学習時間を充当し、さらに試験で網羅されるスキルのハンズオン学習に時間を当てることをお勧めします。CompTIA CertMaster Labsのようなツールを使うことで、効果的に学習することができます。

Q: CompTIA Linux+(XK0-004)はいつまで受験できますか?
CompTIA Linux+(XK0-004)日本語試験は、2023年8月30日をもちまして配信が終了となります。

Q: CompTIA Linux+(XK0-004)のための学習をしていました。CompTIA Linux+(XK0-005)のための学習に変えるべきですか?
XK0-005の試験出題範囲を確認し、学習済みの内容を照らし合わせ、確認することをお勧めします。受験までの時間と知識習得の度合いを確認しながら、改訂試験(XK0-005)に変更するかをご検討ください。XK0-004試験の配信終了日にご注意ください。

Q: CompTIA Linux+(XK0-004)を取得していますが、配信終了後は失効してしまいますか?
継続教育(CE)の要件を満たし、認定資格が更新されている限り、CompTIA Linux+有効性は保たれます。CEは、いつ認定したかに関わらず、業務に必要なスキルが最新に保たれていることを確実にするプログラムです。

 
広がるキャリアの選択肢
Q: CompTIA Linux+の取得で就ける5つの職種とは?

jobs-you-could-get-linux.png労働市場分析を行うLightcastによると、2022年5月までの12カ月間における米国のテック職の求人情報433万件において、Linuxは雇用主が求めるスキルのトップ10の1つに挙げられています。さらに、さまざまな職種においてLinuxスキルを有する人材を求める57万件以上の求人情報があるなど(リモートワークに関しては、192,000件以上)、Linuxスキルの需要の高さがうかがえます。

Linuxを活用した職種を検討しているのであれば、CompTIA Linux+が最適な選択肢です。CompTIA Linux+認定資格は、初級Linuxシステム管理者に必要なスキルを評価します。

CompTIA Linux+を取得することでITプロフェッショナルはどのような仕事に就くことができるのか、詳しく見ていきましょう。

1. Linux管理者
Linuxオペレーティングシステムを熟知している、という方はLinux管理者を目指すのがいいかもしれません。

Linux管理者は、以下業務のようなLinux OSのインストール、設定、保守を行うバックエンドITスペシャリストです。
● バックエンドデータベースやスクリプトを含むLinuxシステムのインストールと設定
● エラーログを確認し、システムメンテナンスを行う
● システムのバックアップを作成する
● システムのパフォーマンスを監視し、速度低下やクラッシュを防ぐ
● 技術的なサポートを提供する
● システムセキュリティの維持

2. Linuxエンジニア
システムのパフォーマンスを監視し、トラブルシューティングやテストを行うという業務に興味がある方は、Linuxエンジニアが向いているかもしれません。

Linuxエンジニアは、以下のような業務を通して組織をサポートします。
● ベンダーや他のITプロフェッショナルと協力して、技術的な設計、実装、問題解決にあたる
● 他部門と調整して、製品要件を満たした、テストや互換性が確認済みのデバイスを予定通りに納品する
● 技術の最適利用を可能にするために、組織に設計指導とサポートを提供する
● 複数のネットワーク、アーキテクチャにおけるLinuxインスタンスの作成、保守、トラブルシューティングを行う
● お客様から報告された製品の問題点をトラブルシューティングする

3. データベース管理者
組織化されたデータベース環境のあらゆる側面を管理するという業務に興味がある方は、データベース管理者の道に進むのが良いかもしれません。

データベース管理者は、以下のような業務に対して責任を負います。
● データベース管理システムの設定と保守
● データベース管理システムの保守、セキュリティ、使用に関するポリシーを作成する
● データベース管理システムの使用について社員にトレーニングを行う
● 新しい技術の導入に伴い、データベースのコードを更新する
● 必要に応じて、データのリカバリーやバックアップを行う

4. システム管理者
コンピュータネットワークの日々の運用や、ITシステムの運用に興味がある方は、システム管理者が向いているかもしれません。

システム管理者の業務には、以下が含まれます。
● 組織のハードウェアとソフトウェアが、意図した通りに動作することを確認する
● 組織に必要なすべてのアプリケーションをインストールする
● 新しいソフトウェアがリリースされた際にシステムを更新する
● ユーザーアカウントとアクセス権を管理する

5. ネットワーク管理者
システムの管理、接続に関する問題の解決、社内サーバーのサポートに興味がある方は、ネットワーク管理者が向いているかもしれません。

ネットワーク管理者の業務には以下のようなものがあります。
● ネットワークおよびハードウェアシステムのインストールと保守
● 接続に関する問題を診断し、修復する
● アクセス権を持つ人だけがファイルにアクセスできるようにする
● スピードと可用性を維持するためにネットワークを監視する
● ネットワークのバックアップシステムを管理する

 
学習を始める準備は整いましたか?認定資格の概要や、出題範囲のダウンロードは 改訂CompTIA Linux+の概要ページから!