学生やプロフェッショナルの「キャリアレディネス」の取り組みは、依然として重要な責務
グローバルでIT認定資格およびトレーニングを提供するCompTIAは、より多くの学生やキャリアプロフェッショナルへの提供を目的とし、ラーニングや認定資格のポートフォリオを拡張するという意欲的な製品ビジョンを発表しました。
CompTIAは、今後12か月で複数の新製品の発表を予定しており、最初の製品は2024年第1四半期となります。既存のCompTIA認定資格5つは、試験出題範囲およびラーニングプログラムの両方において大幅な更新がされます。
「私どものミッションは明確です。要求が増す将来の仕事環境で活躍するには、コンピテンシーに基づいたラーニングとアジャイルなパスを通じて、スキルの深さと幅を構築することが重要です。」President兼CEOである Todd Thibodeauxは述べています。
新製品は4つのカテゴリーに及びます。
CompTIA Essentials
AI Essentials
Business Essentials
Soft Skills Essentials
CompTIA a+ Series (little a+)
a+ Linux
a+ Coding
a+ Data
CompTIA Pro Series
AWS Practitioner Pro
Full Stack Pro
AutoCode Pro
CompTIA Xpert Series
DataX
CompTIAの製品開発プランには、2つの共通した要素があります。まず、デジタルフルーエンシー（デジタルの流暢さ）は、ほぼすべての職業において共通したニーズであるということ。ほとんどのビジネスオペレーションの中核をなすテクノロジーに関しては、ある程度の理解が必要です。そして、テクノロジーソリューションは単独で機能するのではなく、効果的な運用のため相互依存しているということ。テクノロジースキルについても同様です。クラウド、サイバーセキュリティ、データ分析のスペシャリストは、望ましい成果を得るために、さまざまな要素がどのように補完し合っているかを理解する必要があります。
CompTIAの製品カテゴリーいずれも、ITスキルとコンピテンシーの習得における学習者の段階的進歩に対応したものです。
CompTIA Essentialsは、ITに特化したポジションや、テクノロジーに依存する職種など、さまざまな職務におけるテクノロジーコンピテンシーを高めます。人工知能、クラウド、オフィス生産性ソフトウェア、ビジネスセンスと金融リテラシーなどのラーニングモジュールを、コミュニケーションやコラボレーション能力、クリティカルシンキングといった仕事に不可欠な要素と組み合わせて、デジタルフルーエンシーを達成することができます。
CompTIA a+ Series（little a+）は、テクニカルラーニングや認定資格プログラムのためのモジュールを通じて、ITキャリアを広げ、より多くの人が雇用の選択肢を検討できるよう後押しします。このアプローチは、ITキャリアへの効率的なパスを作る一方で、学生がエントリーレベルのIT業務研修を受けるうえで必要なサポートを提供するものです。現在、a+ Cyberとa+ Networkの2つのプログラムが、Courseraより利用可能です。
CompTIA Pro Seriesは、キャリアの前進に合せて必要となるベンダーツールとテクノロジーを扱うハンズオンラーニングを提供します。これらのプログラムは、2つの点でCompTIA Plus (+) Series（+シリーズ）の認定資格プログラムと大きく異なります。これらは、ラーニング体験に重点を置いており、一部はサードパーティの製品やベンダー認定資格と連携します。
CompTIA Xpert Seriesは、関連するラーニング製品とトレーニングカリキュラムを備えたエキスパートレベルの認定資格です。それぞれの試験は、必ずしもベンダーニュートラルではなく、データ、サイバーセキュリティ、ITインフラストラクチャにおける既存のCompTIA認定資格プログラムからの「ステップアップ」を表します。2024年に開始が予定されているのは、データサイエンティストを対象としたDataX認定資格およびラーニングプログラムです。この新しいビジョンに合わせ、現在のCompTIA CASP+認定資格は更新され、今年SecurityXとして名称が変更となります。
CompTIA Plus (+) Series（+シリーズ）では、Network+、Cloud+、PenTest+が2024年の更新対象となります。さらに、IT Fundamentals（ITF+）は更新され、CompTIA Tech+と名称が変更となります。具体的な配信日および製品の詳細については、今後数週間以内に発表となる予定です。
リリースの詳細については、こちらよりCompTIA米国本部サイトをご覧ください。
