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業務の『体幹』としてのCompTIA認定資格の役割(シニアコンサルタント 板見谷ブログ)

2021/11/10

よく誤解されがちですが、CompTIA認定資格は基礎知識といったベーシックなものではありません

マラソンに例えると、CompTIA認定資格は『体幹』を鍛えます。「柔らかい道かたい道、雨の日、晴れの日でも走れるだけの体作り」をします。その上で、速く走りたいというなら厚底シューズやスポーツタイツのような『最新のシューズやウェア』を手に入れる。これは環境に合わせた適切なベンダーサービスの実装能力を身につける、ベンダー資格の取得を意味します。また『ゴールまでの全体、部分戦略』としては、全体を俯瞰した理論と実践を問える、国家資格のスペシャリスト系でしょう。
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いくら厚底シューズを履いて走っても、『体幹』が備わっていなければ、膝や腰、ハムストリングを痛めます。(これは悲しくも、私自身で実証済みです。。)旬だから、みんなが使っているから、という理由でベンダーサービスを決め、環境にフィットしなければ、何の意味もありません。

まず、サービスやシステム導入で目指すべきゴールや課題を把握し、様々な環境でもベストな選択ができる知識やスキルを持つ。その上で、実現できるベンダーサービスを選択し、その実装、運用能力で実現する。これがCompTIA認定資格のとベンダー資格の役割に沿った活用による実現イメージです。

では、何故CompTIA認定資格を通して、『体幹』となる知識やスキルを身につけることができるのでしょう。

実践1.png人は、知っている事と体験した事で実践します。実践して得た様々な情報から、仮説を立てて、更に成長します。その「知っている事」「体験した事」が、例えば個々人の成功体験に依存していたり、会社の文化に染まっていれば仮説も偏り、成長も鈍くなります。


実践2.pngCompTIA認定資格の出題範囲(一人前としてのスキル定義)は、職務分析調査とその業務で成功、失敗を経験したSMEs(試験開発のワーキンググループメンバー)の知見により、その業務の『体幹』として、共通して「知っておくべき事」「体験しておくべき事」をまとめています。そこには、皆さんが知らないこと、体験していないことも含まれるでしょう。ですが、知らなくても、また体験していなくても、CompTIA認定資格に準拠する体系的な教材や仮想環境でのトレーニングを通じ、また試験問題から環境を疑似的に体験することで、その差分を補完することができます。そのため、CompTIA認定資格を取得することで、『体幹』を鍛え、仮説の質を高め、成長スピードを高めます。


『体幹』を必要であれば、規模、業種、職種、階層など全く関係ありません。中小から大規模、通信系から、SI、ITサービス、エンジニアからセールス、サポート、新人からエキスパートに至るまで、ご利用をいただいています。

各社の導入事例を通して、『体幹』となるCompTIA認定資格の活用方法や、『体幹』と『最新のシューズやウェア』の組合せをご確認ください。
https://www.comptia.jp/merit/company_casestudy/

【関連URL:DXをワークフローで考え、資格を紐づけてみる】
https:/ww.comptia.jp/information/2021/06/blogdx.htm